晴彷雨読

晴れの日は、さまよい、雨の日は、お勉強

⦿バス鉄道対決旅について

2024年09月26日 | ⦿雑感
テレビ「バス鉄道対決旅」は、欠かさず見ております。太川さん、村井さん、お二人の誠実な人柄が、この番組を支えていると思います。
ここ何年か、残念なシーンが多くなっていると感じています。ゲスト出演者が、長年バス旅を作り上げてきた太川さんを侮辱する言葉を吐くのは、言語道断だとして、他にも、いろいろあります。

①テロップが失礼な文言が多すぎる。太川さんに対しても失礼な言葉もあったし、ゲスト出演者を「犬呼ばわり」しているテロップもあった。
②大食いをさせる。一時に、二人前、三人前を食べさせている。見苦しい。一人前を3人で分けて食べれば、それでよし。
③何時間も歩かせる、長距離を走らせる、人道的な範囲を超えていると思う。スタッフ側は、出演者が望んでやっていると言い訳するだろうが、そんなのは、計画をたてる時に、そういう非人道的な事をしないでもすむように考えるべき。
どうしてもだめなら、登りはタクシーを使ってもいいですけど、下りは歩いてくださいな、とか、1日1回、バスチームは鉄道に、鉄道チームはバスに乗ってもいいですよ、とか、特別ルールはいくらでも考えられる。
④ゲームが難しすぎる、時間がかかりすぎる、あくまで、それは、余興にすぎないのだから、もっと、簡単にすべき。
⑤最短時間で行けるコースが正解で、他のコースは間違いみたいな言い方がされてる事があるが、少ない情報の中で決断して進むので、うまくいく事もあるし、いかない事もあるし、それが、おもしろい所であって、正しいとか、間違いとかは、ない、どちらも、正解なんだと思いますけど…。人生はそういうものだから、そこにみなさん共感するから、応援したくなるんではないかな。

バスで行く、鉄道で行く、どっちが早く着くかなあ、太川さんや村井さんはどんな工夫をするのだろう、車窓の景色、素敵だなあ、地元の人々、ほんと温かいなあ、それだけで、番組は成立してるのに、余計な事をして、番組の品を落としている感じがする。

太川さんは、とても、「人を大事にする人」だと思います。そういうのが、村井さんや、ゲストさんたちにも伝わるから、みんな頑張るのだと思います。スタッフさんたちが、もっと出演者たちを大事にすべきだと思います。

⦿オリンピック バスケットボール 女子決勝

2024年08月13日 | ⦿雑感
接戦ではありましたが、あんまりおもしろくなかったです。
私は、21世紀のルールブックをちゃんと読んだことがありません。その上での感想です。

ディフェンスがドリブルで抜かれそうになったときに、後ろからオフェンスをつかむ、はがいじめにする、後ろから押す…
重い罰則が科さられるのはあたりまえとして、バスケットボールとしては、あってはならない、してはいけないプレーです。則、退場でもいいぐらいです。

審判に文句を言う…
相手に触れてもいないのにファウルを吹かれる事はよくあります。「えー」と声は出てしまうし、不満の顔はしてしまいます。が、ファウルをとられた選手が審判に対して、ののしっているような場面がありました。それはいけません。則、テクニカルファウルです。

台形内(今は長方形)でボールをもらう時、オフェンス対デフェンスの接触があるのはあたりまえ。けれども、相手に突き当たる、突き飛ばす、手で押さえてつけるなどは、ファウルです。予選で日本チームがよくされていたファールです。ところが、笛が鳴らない。ほんと、かわいそう。

ピックアップなどで、スクリーンをかけた時に、当然、ディフェンスはそれをよけてすり抜けようとします。それに対して、さらにオフェンスが動いてディフェンスの動きを妨げるのは、ファールです。

審判2人制から3人制になって、審判のレベルは下がっているように見えます。責任感が薄くなっている気がします。

もっと、言いたいことは山のようにあるのですが、今日は、このあたりにしておきます。

⦿オリンピック クライミング 女子決勝

2024年08月10日 | ⦿雑感
森選手、お疲れさまでした。
小柄な選手に対する無慈悲な扱い、スタートも満足にさせない課題に、「どういう事だ」と、憤慨しつつ見ていたら、第3課題、難しい課題、小さいホールドを両手持ちにして、ゴニョゴニョして握り返して、難所を乗り切って、みごとに登り切ったときは、涙が出ましたよ。
リードも、ひとつひとつのホールドをていねい握り替えたりしながら、魂のこもった登りを見せてくれました。
リードでは世界一である事を証明できたので、よしとするしかないかな。
日本のマスコミは、メダルを取らないと評価しないけれども、ぜひ、彼女の頑張りを評価してあげる場面を作ってあげてほしいと思います。

ボルダリング課題、女子決勝も「コーディネーション」が多かったですね。あ~あ。
それから、TVを見ていると、日本の報道陣は、解説の平山さんの、世界のクライミング界における貢献度をわかっていないような気がしました。仮に、あの会場で、ユウジ・ヒラヤマを紹介したら、スタンディングオベーションが起こるはずです。アナウンサーさんもスタッフさんも、そのあたりわかってない感じがしました。ちょっと調べれば、そんなのはすぐわかるはずなのに…。



⦿オリンピック クライミング 男子決勝

2024年08月10日 | ⦿雑感
安楽選手、銀メダル、よかったですね。
ボルダーの垂壁の課題、バランスをとって、あっさり完登してました。うまい!
リードの最後の所、解説の平山ユージさんから、「頑張れ」の一声。じーんとしました。ユージさん、いい人だあ。実は昔、横浜のジムでユージさんと直接お話した事があります。明るくて、暖かくて、いい人でした。

ボルダーは、コーディネーション課題が多かった。しかも、遠い。
東京オリンピックもそうだったのですが、全体的に課題が難しすぎる。世界のトップ8の選手の多くが、ほとんど登れないで終わるという事態になっている。セッターの難易度のさじ加減がうまくいってない気がする。セッターも、オリンピックだから、頑張って課題を作ってしまうのでしょうね。
特に、第4課題だったかな、最後、ブランコのように体を思い切り振ったあと、ゴールのホールドは、指1本ずつのポケット2つ!かわいそうすぎる!

ボルダー、リードとも、選手が疲れていた気がします。タイムスケジュールがどうなっていたかは知らないので、なんとも言えませんが、選手のコンディション優先よりは、観客優先、視聴率優先になっているような感じがしました。

今、スポーツが金儲けの手段になってしまっていて、どのスポーツでも選手がこき使われていて、疲れ切っている感じがします。一流選手が試合をすれば、儲かりますからね。4年間試合に出続けないと、オリンピックに出れないシステムになっていて、休養する、けがの治療に専念する、体力つくりの期間にするなどの時間が取れなくなってます。体や心のケアが全くできない状況です。ほとんどの選手が、壊れてしまってますもんね。

⦿オリンピック クライミング リード 女子準決勝

2024年08月08日 | ⦿雑感
TVで見ました。ヤンヤ選手、森選手、強かったですね。素晴らしい。
体をひねって、足を使って、キョンなんかしたりして、基本的なムーブを駆使して登っていて、うまいなと思いました。まあ、足ブラにして飛びつくのもありましたけどね。
大きな丸い輪っかに指を突っ込むポケットというのがあって、3本指か2本指でしょうか、苦しい所だったと思います。
ここ10年くらいでしょうか、「コーディネーション」と言って、アクロバティックな派手な動きが求められる課題が多くありました。クライミングというよりは、サーカスか、シルク・ドゥ・ソレイユという感じで、なんかなあちょっと違うんだよなあと思っておりました。今回の大会はそういう課題は少なくなって、少し落ち着いたようで、いい事だと思います。まして、東京オリンピックでは、「スピード」も競技の中に入ってましたもんね。あれは、あくまで、「余興」だと思いますけど。
最後は、あそこまで登ったら、ゴールさせて終わらせてあげたかったですね。リードはそうやって終わらせるのが、セッターの心配りのような気がしますけど。
解説の平山ユージさんは、世界のクライミング界を引っ張ってきた方ですから、さすが、選手の状態を見抜く眼力、感じる心が、素晴らしいと思います。選手やアナウンサーさんをも思いやるやさしい暖かいコメントも、いろいろ経験されてきた方ならではだったと思います。

⦿オリンピック 男子バスケ 対フランス戦

2024年07月31日 | ⦿雑感
深夜TVで観戦しました。突然の地震にはびっくりしました。
フランスに何度も引き離されそうになるところを、しぶとくくらいついていて、いい試合だと思いました。
最後の最後のところは、相手にシュートを入れさせて、そのあとのスローインとボール運びをちゃんとやればいいので、そのあたりの指示がちゃんと出ていたのか疑問でした。
日本人フォワード陣にもいい選手がいると思うので、もっとトライするチャンスをあげてもいいかと思います。無理だという、チームの判断なのでしょうか。
アンスポーツマンライクファウルは、2つとも故意の危険なファウルです。中学生が同じ事をしたら、則退場でもいいファウルだと思います。ただ、NBAだと当たり前のファウルなのかもしれません。私は、NBAは見ないので、そのあたりはわかりません。
最後のファウルを吹いた審判は、オフェンスの真後ろにいたようです。そこからだと、選手間の接触は確認できないはず。フランスの選手が後ろにジャンプしつつシュートしたので、押されたと判断したのではないでしょうか。ただし、今は審判は3人で、いい位置に動いて判断せよとはあまり言われていない気がします。あの場面では、試合を決める重大な場面ですから、3人の審判が集まって確認はすべきだったと思います。
日本チームとして、オリンピックの前に数日間練習して、さあ公式戦と言われても、世界には通用しない気がします。チームオフェンス、チームディフェンスで、日本独自の戦略がないと、きびしいと思います。
普段の日本のバスケの試合で、頑張っている選手はたくさんいると思います。そういう人たちの頑張りがオリンピックにつながらないと、なんのために頑張っているかのかわからなくなる気がします。

⦿テレビ バス旅、鉄道旅について

2024年04月12日 | ⦿雑感
バス旅、鉄道旅の番組は大好きで、よく見ています。ですが、ここ数年、目に余るシーンが多いです。製作者側に考えてもらいたい事です。
① 2時間、3時間も歩かせる。最大1時間程度、1日に2回ぐらいまでに収まるように設定してあげてほしい。
② 大食い、激辛を無理やりしいる。しかも1日に何回もさせてる。そんな低俗な事を繰り返しさせないでほしい。
③ 「正解」と言って、最適なルートを求めている。少ない情報の中、迷ったり、行き詰ったりしつつ、なんとか乗り継いでいくのがおもしろい。人生もそうだから。
④ バスや鉄道が突然の運休なのに、なんの救済処置も講じない。そこは、タクシーを使わせてあげるなどしてもよいと思う。
⑤ ゲーム的要素を入れて、多少の有利不利が生まれるのはしかたないが、それで勝敗が決まってしまうのはおかしい。あくまで、どう乗り継いでの工夫しだいで勝敗が左右されるべきである。
⑥ 昔の番組を見ると、タクシーを使って観光をしたりしている。そういう余裕があっていいのではないか。最近は、「勝負」にこだわり過ぎ。
⑦ どっちのチームが勝つのかを盛り上げようとし過ぎ。もちろん、はらはらどきどきになるのはおもしろいが、結局、どっちが勝ってもいいんです。

視聴率だけに目がいってしまっている気がする。バス旅、鉄道旅の良さを見失わないようにしてもらいたい。本当に大事な事と、おまけの余興でいい事とを、しっかり区別しないと、番組が腐敗していく。
製作者側が、出演者の頑張りに、おんぶにだっこで、甘えすぎている気がする。出演者を大事にしない番組はつぶれると思う。

⦿バスケ、わーい勝った勝った

2023年09月02日 | ⦿雑感
おめでとうございます。よかった、よかった。
皆さん、百戦錬磨の方ばかりなのに、最後ああなっちゃうんですね。4Qは全くシュートが入らず苦しみました。そんな中、必死のディフェンス、リバウンド、ルーズボールの頑張りは、ほんと、感動しました。いい意味で、中学生の市大会の試合を見ているようで、涙が出ました。ディフェンスの練習、苦しいときに走る練習、ずいぶんしてきたのではないでしょうか。
オリンピックの女子バスケ銀メダルに続き、男子バスケも脚光をあびる事ができて、バスケファンのひとりとして、うれしい限りです。

⦿バスケ、ベネズエラにまた逆転勝ち

2023年09月01日 | ⦿雑感
テレビで見ました。
前半はベネズエラのペースで進んだのですが、5点差まで詰めといたのが大きかったと思います。
後半も、ベネズエラのペースで、今日は負けちゃうかなあという感じでしたが、勝負所で、ディフェンスを頑張ったのがすばらしかったと思います。ドリブンインに対してコースに出て、何回かチャージングを取れたのが大きかったです。いいディフェンスをしても、ディフェンスのファールを取られる事が多いのですが、審判も適正に吹いてくれました。ディフェンスのコースチェックから、相手のファンブルを誘い、そこから速攻が決まったのもよかったです。

バスケでもラグビーでもサッカーでも、結局、最後のディフェンスの頑張りが勝負を決めるように思います。「ディフェンスは意地、根性!」

相手チームのフリースローの時に、観客が大声を出してじゃまをするのは、嫌いです。ラグビーではそういう事はしません。アメリカの軽薄な文化を安易にまねするのは、品位に欠けると思います。まして、それがバスケの魅力のひとつだと言うのは恥ずかしい!
もちろん、相手のフリースロー時には、落としてくれーと天にこっそり祈りますし、落としてくれたら、軽くそーとガッツポーズはしますけどね。