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【J'ACCUSE/AN OFFICER AND A SPY】
2022/06/03公開 フランス/イタリア 131分
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジャン・デュジャルダン、ルイ・ガレル、エマニュエル・セニエ、グレゴリー・ガドゥボワ、メルヴィル・プポー、マチュー・アマルリック
歴史を変えた逆転劇
STORY:1894年、フランス。ユダヤ系の陸軍大尉ドレフュスはドイツに機密情報を流したとするスパイの容疑がかけられ終身刑を言い渡される。しかし対敵情報活動を率いるピカール中佐は、別の人物が真犯人の可能性を疑い、やがてドレフュスの無実を示す決定的証拠を発見する... (allcinemaより)
1894年にフランスで実際に起きたユダヤ人差別を背景とする歴史的冤罪事件“ドレフュス事件”を映画化した実録サスペンス・ドラマ。スパイ容疑で有罪となったユダヤ人陸軍大尉の無実を知った主人公が、あらゆる手段で隠ぺいを図る国家権力に立ち向かっていく。監督は『戦場のピアニスト』『おとなのけんか』『オリバー・ツイスト』などのロマン・ポランスキー。
タイトルにスパイとあるけれどよくあるスパイものではないし、無実のドレフュスのために証拠集めをして無実を訴える話なのでかなり単調。ロマン・ポランスキー監督作品は見ごたえあるーとか面白いーというのとはちょっと違ってわりと淡々としたのが多いような。今回も前半....うとうとしてしまった💦 でも後半は無実の証拠が集まってきてそこそこ面白く観られました。
この時代の衣装や街並み、建物はかなり好み。物語も実話ベースで興味深い。ちゃんとした証拠もないのに情報を流した犯人のイニシャルが同じなのとユダヤ人ということでスパイ容疑で終身刑となってしまう...。無実の証拠を見つけたピカールはドレフュスの無実を訴えるけれど、国歌的なスキャンダルを恐れた上層部は何も動かず...。まぁいつの時代、どこの国も同じだなと。
国家権力というものはなかなか動かすことが難しいんだな...。文書の改ざんや証拠隠滅...どこかで聞いたことあるね💧 しかもピカールに対しても圧力をかけてくる始末。法廷シーンも出てきて盛り上がるかと思いきや...すっきりしない終わり方でもやもやが残るラストだった。こういう冤罪事件はほかにもあったんだろうなと思うと恐ろしい。
題材はいいんだけどアクション好きだからなのか個人的にはちょっと物足りなさがあったかな。
描き方によってはハラハラする展開になったかもしれない。
鑑賞日:2022/06/04
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