☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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鰻の男

2016年09月07日 | ★★★++

【MADE IN CHINA】 2015/06/13公開 韓国 100分
監督:キム・ドンフ
出演:パク・ギウン、ハン・チェア、イム・ファヨン

STORY:中国で鰻の養殖業を営むチェン。しかし、品質検査で水銀が検出されたことにより、韓国への輸出が禁止されてしまう。中国産の鰻の安全性を訴えるために、危険を冒し韓国に密入国するが、彼を待ち受けていたのは中国に対する強烈な差別、偏見、暴力。そして、彼の怒りがさらなる悲劇を招く...


2015年5月~6月開催の<カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015>にて上映された作品。WOWOWで観ました。

中国産鰻が品質検査で水銀を検出。自分ちの鰻の安全性を訴えるために韓国に密入国してきたチェン....。汚染鰻を題材にした作品。中国産の鰻が汚染されてる...って映画を作ってしまうのはすごいわ。でも一方的ではなくて韓国側の流通関係も描かれていて重い作品てじた。なんどか出てくる“メイド・イン・チャイナ”“メイド・イン・コリア”という言葉に考えさせられるところがあります。

検査結果が偽装にのか本当に検出されたのか...と思わせぶりな展開。チェンが鰻の再検査をしてもうおうと持ち込んだ食品安全庁の女性や朝鮮族の人たちも絡めつつ微妙な中国と韓国の関係が描かれてました。この食品安全庁の女性...中国産の食べ物は決して口にしないのに中国産の男性とのイチャコラは大丈夫なのねという、、、

日本でも中国産の鰻というだけでご遠慮してしまいますが...
チェンが最後にいう“韓国で中国産ウナギが認められるよう頑張る”という言葉にがんばれ!!と思うのでした。チェンがとっても真面目な人なんですもん。こういう人が多ければ良いのに....。中国、韓国にかぎらず日本でも食品偽装もあるのでなかなか難しい問題ではありますが、とにかくどこの国産でも汚染されていない安全な食べ物であってほしい....

チェンと食品安全庁の女性はお互い言葉が通じないので、ほとんど台詞のない展開なのですが、チェン役の俳優さんの熱演で引きこまれて観ていまいました。そしたら脚本は『殺されたミンジュ』『メビウス』などのキム・ギドクだったのですねーだからかー!

★★★.8
鑑賞日:2016/09/04


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2 コメント

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鰻がまずそうだった (ミス・マープル)
2016-09-08 15:23:03
「嘆きのピエタ」でもそうでしたが、鰻が全然おいしそうに見えない描き方ですね。あの鰻が汚染されていることをほのめかしているのかしら。
ラストの霧が、この映画全てを物語っているようでした。
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ミス・マープルさんへ (yukarin)
2016-09-12 22:30:58
確かに美味しそうには思えませんでしたね(^_^;)
扱いもちょっと雑でした、、、
すっきり終わらない所がなんとも、、、
返信する

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