2018/06/10~2018/07/15放送 日本 WOWOW
監督:星野和成
出演:椎名桔平、黒木メイサ、堀部圭亮、小野了、宅麻伸、渡辺哲、原田知世
奥田瑛二
STORY:大手電機メーカー三田電機が発表した、1500億円もの「不適切会計」。
その記者会見の裏に金融コンサルタント・古賀遼がいた。捜査二課の管理官・小堀弓子は粉飾や隠蔽を疑い、捜査に乗り出す。その矢先、キーマンと思われる三田電機社員が自殺する...
WOWOWの「連続ドラマW」で見ました。
食肉偽装問題が題材の『震える牛』などの相場英雄の小説「不発弾」をドラマ化。
“不適切会計”を発表した大手電機メーカーの裏で暗躍する男と、その真相を暴こうとする捜査二課の刑事の駆け引きを描いた作品。
「メガバンク 最終決戦」を見た後すぐにこのドラマを見たので、同じく主人公となる椎名桔平さんの真逆な役どころに戸惑いつつ...。メガバンクは表舞台で熱血な感じで、こちらは企業の裏側が舞台で冷静に演じています。
見ていくと....ああ、あの企業がモデルですなーと。こういった最近の社会派ドラマが多く、全くの架空の物語とは思えない所に面白さがありますね。
確かにここで倒れられたら日本の経済が危うくなるとなると、こうでもしないとだめなのかなと思いつつ、捜査二課の管理官のように不正は見逃せないと思う所もあります。
桔平さんをはじめ、久々に見た宅麻伸さん、奥田瑛二さんなどなど見応えある演技、そしてこちらも久々の黒木メイサちゃんも熱血な演技でとても良かったです。古賀を支える内縁の妻を演じた原田知世ちゃんも控えめな役どころで着物姿が似合ってました。
メインは社会の闇を描いていますが、古賀遼というひとりの男の過去も描かれていて、つらい過去を乗り越え、欲深い人間たちへの復習、そして経済界の影の立役者にまでのしあがっていく姿も描かれた人間ドラマでもありました。
見応えありましたが、個人的には最後にすっきり気持ちよく終わるのが好きですね。こちらは、もやもや感の残るすっきりしないラストでした。
鑑賞日:~2018/07/22
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