【NOTES ON A SCANDAL】R-15
2007/06/02公開
製作国:イギリス
監督:リチャード・エアー
原作:ゾーイ・ヘラー
『あるスキャンダルについての覚え書き』(ランダムハウス講談社)
出演:ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット、ビル・ナイ、アンドリュー・シンプソン
STORY:おもに労働者階級の子供たちが通うロンドン郊外にあるセントジョージ総合中等学校。ここで歴史を教えるベテラン教師のバーバラは、厳格すぎるゆえに生徒ばかりか同僚教師たちからも疎まれる孤独な存在だった。そんなある日、美貌の美術教師シーバが赴任してくる。彼女との間にならば友情が築けると確信したバーバラは、以来シーバを秘かに観察し、それを日記に書き留めていく。そして、ある出来事をきっかけにシーバと親しくなったバーバラは、上流階級の幸せそうな家庭生活にシニカルな感情を抱きながらもシーバとの友情に喜びを感じていた。ところがある時バーバラは、シーバと男子生徒の情事の現場を目撃してしまう…。(allcinema ONLINE)
ジュディおばさま~恐すぎます。
お付き合いはほどほどに。
ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの共演てことで気になってたんですが、タイミングが合わずDVD鑑賞になりました。
私のいつものお得意パターンである、内容もあまり知らずに女優陣の名前で観ちゃったパターンです。
お二人ともなかなか見応えのある演技で面白かったです。
ケイト・ブランシェットと少年のびっくり交流もあせりましたが、それよりもジュディ・デンチおばさまのじわじわくるプレッシャーのある友情の方がびっくりです。いやぁ恐かったです。
それと入浴シーンもね、、、
ケイトのトイレよりも衝撃的だった(笑)
バーバラさん、友達づきあいが下手で何度も同じことを繰り返しながら生きてきたんでしょうねぇ。
そのたびに相手に嫌がられて去られ、また新しいターゲットをさがしてる・・・ちょっと関わりたくない女性ですな。
何もかも縛られて自由が無くなりそうです。ただの友人なのに・・・
ストーカー一歩手前とレズ一歩手前な感じと、観察日記の内容を淡々と語っていくあたりにはゾワ~っとしてしまいましたよ。
孤独な時間が長すぎると、やっと出来たお友達は絶対逃がしたくないという気持ちになってしまうんしょうか。
それにしても自己中心的です。いくら仲良くでもある程度の距離はおいておかないとうまくいきませんて。
私なんて距離をおきすぎてそれっきりになったこともありますが(笑)
でも、見ていると誰かをターケッドにして観察日記を付けるのを生きがいにしてるようにも思えます。
見始めた頃はあちゃーちょっと自分が観るタイプとは違うなと思ってましたが、これがこれがなかなか面白かったです。
他人の不幸は好き・・・じゃないけれど、前半の2人だけの秘密にドキドキしながら後半の急展開からスピードアップして面白くなってきました。
一番悪いのはシーバかなぁ。彼女がバーバラの忠告を聞いておけばオオゴトになってなかったかもしれないし。
そうかといってバーバラが変な行動にでなきゃまたまたオオゴトに発展しなかったかもしれないし・・・
いやそれ以前の問題だ。教師としての自覚が足りなすぎる。
まぁ、どっちもどっちというところですかねぇ。
そういえば昔、教師と生徒の恋愛もののドラマがありましたが・・・。
2人が美しかったので応援したくなっちゃったけど、現実はここでも描かれているようにドロドロで家族や知人を巻き込む大騒動なんだろうな。
そんなロマンチックなもんじゃないっすね。
ひとつ気になったのは、なんでゴミ箱に日記のキレハシをそのままにしておくかなー。
あんなトコにあったら見られちゃうと思うんですけどね。
あの時のケイト・ブランシェットの暴れっぷりは迫力ありました~。
いつもはキリッとした007の上司のMであるジュディ・デンチ。
今回はあまりにもおばあちゃんでびっくりしました。
でもちゃんとおめかししたら若くなった・・・さすがベテラン女優さんですね。
ところで、製作国はアメリカ?イギリス?どっち?見る場所によって違うんですけど。
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