原題:BATTLE IN SEATTLE
公開:2007年劇場未公開
製作国:アメリカ/カナダ/ドイツ
上映時間:99分
監督:スチュアート・タウンゼント
出演:アンドレ・ベンジャミン、ジェニファー・カーペンター、イザック・ド・バンコレ、ウディ・ハレルソン、マーティン・ヘンダーソン、ジョシュア・ジャクソン、レイ・リオッタ、シャーリーズ・セロン
+あらすじ+
1999年11月、シアトル。WTO(世界貿易機関)の閣僚会議が予定される中、地球温暖化や発展途上国での低賃金労働を懸念した活動家たちによる、大規模な非暴力デモが行われた。市長が市民と武力行使を行わないことを約束していたが、突如街中のウィンドウガラスが割られ、テレビでは警察がデモ隊に催涙ガス弾を撃つ、衝撃的なニュースが流れた。避難勧告が発令され、道はデモ隊と警官隊との衝突で塞がれ、街中が荒れ始めて行く。(Amazonより)
1999年11月30日シアトルで開催されたWTO閣僚会議に抗議しようと集まった平和的デモ行進が、いつの間にか一般の人までを巻き込んで大騒乱へと発展していく5日間をいろいろな人からの視点で描いた作品。
シャーリーズ・セロン主演とあるんですが、妊娠中の一般の女性を演じているので主役ではなかったです。デモに巻き込まれた一市民の役どころなのでほとんど出番はないんですが、その時の緊迫した演技はさすがです。
内容は特に知らずに観てしまったので、最初はあちゃー好みじゃないかも~と思ってたんですが、実際のデモの様子を流しているのかと思うほどリアルなのと、活動家たちの信念の強さにだんだんと引き込まれてしまいました。実際に抗議デモでWTOの閣僚会議を止めさせた事件をベースにしたお話だそうですが、人々の行動力の凄さを感じましたわ。
市長と活動家たちの間ではお互い非暴力を約束していたのに、最初に手を出したのは警察で、催涙ガスを撃ったのをきっかけにデモ隊と警官隊との衝突が始まる・・・。やっぱり暴力なしでは難しいんですかね。
大騒乱となったデモが沈静化するまでの5日間を、活動家たちやニュースキャスター、警官とその奥さん、市長、会議に参加したアフリカ代表などそれぞれの視点から描かれていてなかなか興味深い内容でした。この撮影は「ユナイテッド93」の方だそうで納得。とても臨場感ある映像でした。
エンドロールでは関連する出来事が流れるのですが、日本の名前がなかったのが印象に残ります、、、。日本はおとなしすぎるのか、感心がないのか・・・政府に不満があってもここまでの行動は起こさないですもんね。
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