原題:SEVEN POUNDS
公開:2009/02/21
製作国・年度:アメリカ、2008年
上映時間:123分
鑑賞日:2009/02/22
監督:ガブリエレ・ムッチーノ
出演:ウィル・スミス、ロザリオ・ドーソン、マイケル・イーリー、バリー・ペッパー、ウディ・ハレルソン
あなたなら、受け取れますか?
彼は【ある計画】を進めていた。
7人の他人を選ぶ。
そして、彼らの人生を変える。
何のために──?
STORY:過去の事件により心に傷を負った謎の男ベン・トーマス(ウィル・スミス)はある計画を立てていた。親友のダン(バリー・ペッパー)にだけ打ち明けられた計画は、見知らぬ7人の他人に彼らの人生が変わるような贈り物をすることだった。そして計画実現のためには、その7人でなければならない特別な理由があった……。(シネマトゥデイより)
車の運転時には携帯電話は控えましょう。
予告編しか観なかったので実際、どんなお話なのか知らずに観ました。
「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督とウィル・スミス再び組んだ感動のヒューマン・ドラマ。
まさに究極の贈り物!
変な粗探しをしないで純粋にベン・トーマスの計画を見守っていければ感動作になりますね。ところがどっこい、私はそんなに純粋じゃないので途中からそこまでせんでも・・・とやや引き気味。
とにかく泣かせることを前提にした作品で、ベンが何をしようとしているのかがわかりやすいところも計算?
最初は彼が何をするのかミステリアスな雰囲気にしておいて、次第に目的が明かされていくというタイプは好きです。オチがわかった時点であの時はああだったんだ、そうだったんだ~と考えると余韻が残りますしね。
ただ、ベンの計画はちょーっとやり過ぎ!
それとうまく行きすぎ。音楽がステキで良かったもんだから騙されそうになったけれど、そこまでしようとする気持ちは見ていてわかるんですが、検査も何もしなくて合うもんだろうか。毒くらげで身体の中身は大丈夫だったのか・・・。
一番引いたのは、今にも心臓が止まりそうな人に心拍数を上げるようなことして良かったのか・・・これはベンの傷跡を見せる演出なのかもしれませんが。
なんかねー見終わった後にいろいろツッコミが出てきちゃいましたわ。
このお話はウィル・スミスだから成功したお話(笑)
ストーカーまがいのことをされても許されたでしょうけど、全く知らない人が同じ贈り物をしようと近づいてきたら気味が悪くて絶対逃げるって。
奥さんの件がなかったらここまではしなかったのかな。
確かに感動作だと思うし、泣ける作品だと思うのですが、少しばかり感動を押しつけ気味な気もする。美しくつくり過ぎたように思ってしまいますね。ひとりの女性だけじゃなくて、他の人のエピソードも均等に見せて欲しかったな。結局、切ない恋愛映画になっちゃた
とはいえ、ラストのピアノを弾くエズラや、バスタブに浸かって心臓の鼓動を感じているエミリーのシーンはウルッときましたがね。
今回の一件でベンの弟は仕事のほうは大丈夫だったんだろうか。
他人には良いことをしたけれど、親友や弟にはつらい思いをさせてるし・・・で、このあたりがちと引っかかります。
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