【PRECIOUS: BASED ON THE NOVEL PUSH BY SAPPHIRE】
2010/04/24公開 アメリカ R15+ 109分
監督・製作:リー・ダニエルズ
出演:ガボレイ・シディベ、モニーク、ポーラ・パットン、マライア・キャリー、シェリー・シェパード、レニー・クラヴィッツ、チャイナ・レイン
プレシャス・ジョーンズ16歳。
2人目の子供を身ごもり、愛を受けずに育った少女。
ある教師との出会いが、彼女に奇跡を起こす──。
1987年のハーレムを舞台にした、読み書きがほとんど出来ない16歳のプレシャスが、両親による虐待に耐えながら孤独に生きる日常と一人の女性教師と出会い希望の光を見出していく...
実際にハーレムでソーシャルワーカーや教師の経験を持つ原作者のサファイアが、そこで出会った黒人の貧困家庭の実態を書いた小説を映画化した作品。2009年アカデミー賞では、助演女優賞(モニーク)、脚色賞(ジェフリー・フレッチャー )を受賞。
虐待、レイプ、妊娠そして出産、エイズなど難しい内容が盛り沢山のこの作品。とんでもなく重いお話かと思ったら、あまり重たくならずに観られました。きっと主人公のプレシャスが前向きだからでしょうか。それに、良い人と出会えたこともありますね。
プレシャスもパッと見に迫力がありましたが、それ以上に母ちゃんがド迫力ありましたわ。怖すぎ、、、。確かに絶賛される演技してますわ。
マライア・キャリー・・・とは気づかずに見てました、あわわっ。誰かに似てるなー思い出せないと思いつつ(笑)。スッピン、なんだ可愛いじゃんよと。でも女性教師を演じたポーラ・パットンがキレイ~とうっとりしながら見てました。
よくよく考えると出てるのはほぼ女性だけなんですよね。みなさん個性的でよかったな。画面からはみ出しちゃうんじゃないかと思ってしまうガボちゃんの存在感はすごかった。妄想シーンが可愛かった。
てっきり泣けるような感動ものだと思ってたのですが、変に押しつけがましくないさり気なさげな感動作でしたね。一応ハッピーエンドっぽいんですが、あの後にはプレシャスにとって別の苦難もありそうですが・・・。
★★★.8
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