☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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清須会議

2013年11月10日 | ★★★++

2013/11/09公開 日本 138分
監督:三谷幸喜
出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、寺島進、伊勢谷友介、鈴木京香、中谷美紀、剛力彩芽、坂東巳之助

これは、会議という名の戦である。

[Story]
本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭家老の柴田勝家(役所広司)と羽柴秀吉(大泉洋)が後見に名乗りを上げた。勝家は三男の信孝(坂東巳之助)、秀吉は次男の信雄(妻夫木聡)を信長亡き後の後継者として指名し、勝家は信長の妹・お市(鈴木京香)、秀吉は信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方にする。そして跡継ぎを決めるための清須会議が開催されることになり、両派の複雑な思惑が交錯していく...


三谷幸喜監督が約17年ぶりに書き下ろした小説を自ら映画化した群像喜劇。
本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を決めるために、柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の様子を描く。

相変わらずの豪華俳優陣がぞくぞく!!
いつもの大爆笑コメディだと思って観に行ったら、意外と真面目な歴史映画でした。
そりゃそうですよね、歴史ものですもんね。
とは言っても、旗取り合戦とか、ぽつぽつと笑いネタは仕込んでありますね。

確かに会議とは言ってもある意味戦でごさるなー。
柴田勝家vs羽柴秀吉の戦い...誰を味方につけるかの駆け引き合戦。
それにしても、織田家の後継者問題なのに織田家の人たちじゃない人たちが後継者を決めるなんてね。まぁあの人たちじゃ決まらないか(汗)

信雄ってほんとうにあんなオバカだったんですかねぇ。
パンフの説明には“どうしようもない愚鈍”と言われてたそうですが...
しかし登場人物の中で一番長生きしたようなのでオバカなほうが生き延び方がうまいのかしらん。

それぞれが裏で根回しをする様子が面白い。確実に秀吉のほうが根回し上手だったようで...はげねずみでも頭は良かったのね。それに勝家はじーさまで古いタイプだったのが敗因か? まー、実在の歴史をこうして楽しく面白く知る(おさらい)ことができるのはありがたいですな。

俳優陣ひとりひとりについて感想を述べると登場人物が多すぎて収拾つかない。その中でも特に秀吉を演じた大泉洋さんの演技はなかなかのもの。テレビで見るとチャラチャラした雰囲気がそのまま秀吉に出てるんだけど、いざという時の頭のキレ具合は魅力的にうつりましたわ。

役所さんのお市へのデレデレっぷりも笑えたけど、妻夫木くんのこいつ(信雄)はだめだわーと思わせるオバカっぷりも楽しめました。何気に更科六兵衛(西田敏行)が出てた(笑)
ただね、浩市さんが役柄だから仕方ないんだろうけどちょっとだけデラを期待してたんだけど普通でした。それと小日向スマイルは封印でしたな。

三谷監督作品てわりとふざけたシーンで笑いが多かったりするけど、今回はそういうシーンがかなり少ない。でもそれぞれの俳優さんたちにクスッとさせるようなコミカルなシーンをちゃんと用意しててそれで真面目な歴史映画になってるはさすがだと思います。

秀吉が三十郎に会いに行ったとき、秀吉の頭で隠れてた先の光景はどんなんだったのでしょう(笑)

★★★.8

 

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24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (えふ)
2013-11-10 11:31:29
えらい退屈してしまって・・・
夢の中で更科六兵衛がでてきちゃったよ~(苦笑
今回はけっこう真面目?!に作ってたよね。
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こんにちは。 (BROOK)
2013-11-10 13:15:00
時代劇ということもあり、
過去の三谷作品にあったような、大きな笑いみたいなのは少なかったように感じました。
それでも、クスッと笑えるシーンがあったり、
展開もなかなか見応えがあって、飽きさせなかったと思います♪

「ステキな金縛り」繋がりで更科六兵衛が登場したのは嬉しかったです。
返信する
Unknown (Ageha)
2013-11-11 12:53:31
インタビュー記事で小日向さんが
カメラまわってないときはしゃべりまくってたっていうてたから
笑顔も封印しての策士役はけっこうストレスだったかもね。(^_^;)

何よりこれだけのオールスターキャストを集める人脈と
揉め事なく映画作れる三谷監督って
なにげにすごいかもと思っちゃった・・・。

テレビドラマCM歌とま~活躍しまくりの剛力彩芽ちゃんが
このメンバーで自分を出せるのかなって思ってたんだけど
あの最後の( ̄ー ̄)ニヤリはなかなかでした。(^-^)/
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えふさんへ (yukarin)
2013-11-11 13:52:29
ちょうど六兵衛が出てくるあたり危なかったので、六兵衛の幽霊が見えたかと思っちゃった(笑)
さすがに歴史ものだから真面目に作られたのかなと。
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BROOKさんへ (yukarin)
2013-11-11 13:54:19
真面目に....と入ってもちゃんと笑えるシーンはちょこちょこあったので楽しかったですね。
まさか六兵衛が出てくるとは!!
嬉しかったですねー
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Agehaさんへ (yukarin)
2013-11-11 14:06:40
そうなんですかー。
小日向さんはいつも優しい笑顔に癒されるんですが、ご本人もストレスがあったかもしれませんね。

本当に三谷監督の人脈は素晴らしいですね。
あれだけの出演者をまとめられるのも凄いと思いますよね。
ラストの剛力彩芽ちゃんはなかなかおいしい役でした。
返信する
あれじゃー決まらないよ (q 女も戦いなの)
2013-11-12 21:02:51
意外にオーソドックスに作ってあったけど
小ネタも小ネタで楽しめたわ
肖像画とか見てうぷぷぷぷ~♪
歴史の教科書とかのまんまの画!
人望はあれど・・・だーの
頭が良くても人望は無し・・・だの
かと思えば 
現場活躍するのに、策略は下手クソ
と思いきや 女にらぶらぶ全開だし
どちらサマも、アブナイアブナイ
跡目争いって重要視なのは血筋と血縁よね

役所広司と小日向文世のキャストがピタッと嵌って
返信する
qちゃんへ (yukarin)
2013-11-15 18:32:01
いつもほどは笑うシーンが少なかったけど、
小ネタがさりげなく入ってるのがいいね。

>どちらサマも、アブナイアブナイ
ほんとだよねぇ~
やはり血筋と血縁は重要なのねー

俳優陣もみんなハマってて良かった。
返信する
マジック~ (cyaz)
2013-11-16 08:56:23
yukarinさん、おはようございます^^
ようやく秋らしくなって来ましたね!

さて、三谷マジック全開でした^^
仰るとおり確かに会議はある意味“戦い”ですね(笑)?!
これだけ見事なキャスト陣だと、それぞれの力量が
殺がれる部分があるのですが、それぞれにいい味を出していました!
ただ、少しテンポhがなかったかなぁと感じもうけました(汗)
返信する
こんにちは~~ (マリー)
2013-11-16 13:52:15
信雄の「いいよっ」が頭から離れず・・・(笑)
結局、ああいう人が長生きなんだね~~~。賢い人ほど叩かれる。でも、もしかしたら“フリ”かもしれないし・・・
信長だってうつけ者じゃなかったっけ???
まぁ、歴史に疎い私がこうやってあれこれ語れるぐらいの分かりやすいお話だったな~。

個人的ツボはデラ・・じゃなかったやっぱり佐藤さん・・・
返信する

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