【HOTEL MUMBAI】 2019/09/27公開 アメリカ R15+ 123分
監督:アンソニー・マラス
出演:デヴ・パテル、アーミー・ハマー、ナザニン・ボニアディ、ティルダ・コバン=ハーヴィー、アヌパム・カー、ジェイソン・アイザックス
彼らは<信念>だけで、銃に立ち向かった。
STORY:2008年、インドで同時多発テロが発生し、大都市ムンバイの5つ星ホテル“タージマハル・パレス・ホテル”はテロリスト集団に占拠されてしまう。ホテル内には500人以上の宿泊客と従業員が取り残され、テロリストたちは彼らを見つけ次第、次々と無慈悲な殺害を重ねていく... (allcinemaより)
2008年に無差別テロの襲撃を受けたインドの5つ星ホテルで起きた実話を映画化した実録群像サスペンス。テロリスト集団による凄惨な殺戮が繰り返される中、ひとりでも多くの宿泊客を救うために命がけで行動した誇り高きホテルマンたちによる奇跡の脱出劇を描く。監督は本作が長編デビューとなるアンソニー・マラス。
ごく普通の日常から非日常へと変わる瞬間は緊張が走ります。まるで実際に起きているのかと思うほどのリアルな映像には緊張感・緊迫感が半端なくラストまで続きました。余計なドラマがなく次から次へとテロリストによって犠牲になっていく人々。助けを待つにも警察の特殊部隊の到着がかなりの時間がかかりいつになるのかわからない様子は、これが映画というのも忘れるくらい怖かったです。
主人公のアルジュンや料理長たち従業員たちが、安全な場所へと宿泊客を非難させていくハラハラドキドキ感と、部屋に取り残された赤ちゃんと女性がいつ見つかってしまうかのドキドキ感は半端ないです。果たしてどれだけの人たちが脱出できるのか....。銃撃音や助けを求める人たちの悲鳴など、何もかもがリアルに描かれていてテロの恐怖はスクリーンから伝わってきました。そんな中で、ひとりでも多くの宿泊客を救おうと命がけで行動した従業員たちの勇気ある行動は本当に素晴らしかったですね。
これだけの見ごたえある作品を作ったのが今回が長編デビューというアンソニー・マラス監督。
次回作も楽しみになりました。
鑑賞日:2019/09/29
盗んだ奴もでかくて合わないんじゃないか。大は小を兼ねるか。