公開:2005/05/21
原題:LADDER 49
監督:ジェイ・ラッセル
出演:ホアキン・フェニックス、ジョン・トラヴォルタ
ボルティモアの消防署に勤務するベテラン消防士ジャック・モリソン。ラダー隊(ハシゴ車隊)に所属する彼の任務は、真っ先に炎の中に飛び込み生存者を救出すること。ある日、穀物倉庫で発生した火災現場に駆けつけた彼は、取り残された一人の男性を窓からロープで脱出させた直後、爆発に巻き込まれ、自力での脱出が不可能になってしまう。ジャック救出に総力を挙げる消防士仲間たち。一方、彼らの到着を待つジャックの脳裏にはいつしか懐かしい日々が蘇る。それは入隊以来、署長のマイク・ケネディや先輩たちと数々の苦楽を共にしたかけがえのない思い出だった…。
消防士を描いた作品はどうしても展開は同じなんですよね。
火の中に飛び込んで、そして仲間が犠牲になって、それでも人を助けるのが仕事だから・・・みたいな。
同じなんだけど、な、ん、だ、け、ど・・・観ちゃうんですよ。
しかもここに出てくる炎は本物っちゅうことで、かなりリアルで怖かったです。
今回は、9.11同時多発テロ現場で奮闘した消防士たちにリスペクトを捧げるということで、今までの現場メインのお話とは違って、人命救助に人生を捧げたひとりの消防士のお話でした。
消防士の仕事は危険がつきもの。
その消防士のジャックが現場で脱出不可能になってしまう。
仲間の救助に待つあいだに、いろいろな思い出が蘇ってきます。
だけど、倉庫の火事がベースにあってそこに回想シーンが流れるもんだから、緊張感が持続しないんですよ~。
できれば、ラストにどーんと持ってきて一気に観たかったかなぁ。
しかしよく考えてみると、タイトルは『炎のメモリアル』なんとなくラストは想像できてしまうから、回想シーンは仕方がないのかな。
でもでも、邦題マズくないすか?
メモリアルって・・・^_^;
ジャックは、ポンプ隊からハシゴ隊に移動しちゃうし、奥さんは心配だよなぁ。
子供も生まれるのに、なぜもっと危険な部署にいっちゃうんだろう。
仲間のため?人命救助は自分の使命だから?
ヤケドで皮膚移植までしなきゃいけないほどの重傷を負った仲間もいて、自分は子供のヒーローだったのに、こんな姿は見せられない、会う自信がないと言う。
でも子供だってわかってると思うよ、きっと。
最初は姿にびっくりするだろうけど、勇敢なパパはきっと誇りに思っているハズ。
ジョン・トラボルタがとっても良い上司でしたー。
最後の判断を下す時はうるうるきましたよ。
死を悼むより、生き方を称えたい
そりゃそうですけど、家族はどう思ってるのかな。
人のために犠牲になるんですからね。
覚悟はしていてもなかなか複雑でしょうね。
身内にいたら毎日家を出るたびにいろいろな思いがあるんでしょうね。
死んでも英雄として称えるところはアメリカらしいところでもありますが・・・
『バックドラフト』みたいなのを期待しちゃうとガッカリかもですねぇ。
でも、消防士たちの現実を知ることができました。
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