☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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JSA

2006年03月10日 | ★★★++

JSA 
公開:2001/05/26
監督:パク・チャヌク
原作:パク・サンヨン「JSA共同警備区域」
出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、キム・テウ、 シン・ハギュン

南北分断の象徴である38度線上の共同警備区域(JSA)で起こった射殺事件。生き残った南北の兵士たちは何故か互いに全く異なる陳述を繰り返した。両国家の合意のもと、中立国監督委員会は責任捜査官として韓国系スイス人である女性将校・ソフィーを派遣。彼女は事件の当事者たちと面会を重ねながら徐々に事件の真相に迫っていく。そこには全く予想外の「真実」が隠されていた……



1999年10月28日午前2時16分。
11発の銃声。2つの死体。
共同警備区域で何が起こったのか。

銃声の音で始まりました。
これが悲しい出来事だったとは知らずに観てました・・・

復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」を観てパク・チャヌク監督に興味を持ったので観たわけですが…
これはつらい・・・しかもあまりにも悲しい。

“38度線”については多少は知っていてもあまり詳しくはわかりません。
まして島国の日本には県境はあっても国境はありません。
もともとは同じ言葉を話すひとつの国が二つに分かれこの“38度線”で行き来もできない、その境界線で北と南で睨みをきかせている。
きっとこれも日本人にはわからないことなんでしょうね。

でもこの作品は普通の戦争ものかと思ったけれどちょっと違ってた。
友情ものでもあるんですね。
北と南、あるきっかけがなかったらお互いに友人になれるなんて思ってもいなかったことだと思う。
でもどんな状況でいても、きっかけがあれば友情は成り立つものなんですね。
絶対に仲良くなっちゃいけなかったのにね・・・
見終わった後にあの4人のことを思うと、いったいあの交流はなんだったんだろうと思ってしまいます。

イ・スヒョク(イ・ビョンホン)が地雷を踏んで身動きがとれないところを、北側の兵士たちが助けてあげたことから交流が始まります。
この地雷を踏んで助けて~というシーンはちょっと笑えました。
イ・ビョンホンのなさけない顔に笑ってしまいました。
これをきっかけに橋を渡った北側の監視小屋?に行くようになるんですが、最初は境界線なんて人間同士には関係ないんだよね~と思いながら観てたわけですよ。
でも見つかったら大変なことになるので、だんだんドキドキしてましたッ。

でも、監視小屋のドアを開けた瞬間・・・・・・来てしまった…
その後あの冒頭のシーンが出てきます。
かなり緊迫した時間が流れます。
このシーンはかなり印象に残ります。

あの衝撃的なラストはちょっとびっくりですね。
ただ交流を持っただけなのにこんなことになるなんて…
あまりにも悲しすぎますよ。

冒頭部分がちょっと記憶が薄れがちなところもあったので、一度見終わってからまた最初の方を見直しました。
意外と最初の方でもショックなシーンがあったもんで。
同じシーンでも初めてみたのと、2度目にみたのではかなり印象が違いますね。
もしかしたら、2度目を見た方がわかりやすいかもしれません。
それとも私がすぐ記憶が薄れやすいから?

ラストに出てくる写真は・・・とても切ないです。
これはかなり印象に残ります。
これがこの作品の言おうとしていることなんでしょうか………

*映画鑑賞★日記・・・より転載


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