【BLACK PANTHER: WAKANDA FOREVER】
2022/11/11公開 アメリカ 161分
監督:ライアン・クーグラー
出演:レティーシャ・ライト、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、ウィンストン・デューク
想いは、受け継がれる。
STORY:国王とヒーロー、2つの顔を持つティ・チャラを失ったワカンダ国に海の帝国の脅威が迫る。ティ・チャラの妹であり天才科学者のシュリたちは、この危機にどう立ち向かうのか。そして、新たな希望となるブラックパンサーを受け継ぐ者は誰なのか...
ヒーロー映画としては異例のアカデミー賞3冠となった『ブラックパンサー』、前作で主演を務めたチャドウィック・ボーズマンが2020年に他界するという大きな悲劇を乗り越えての続編。国王ティ・チャラ亡き後のワカンダ王国を舞台に、新たな脅威となる海の王国タロカンの侵略から国を守るための過酷な戦いを描く。監督は前作に引き続きライアン・クーグラー。
チャドウィック・ボーズマンが亡くなったニュースはショックだった。すでに次の脚本もできていて、サノスの指パッチンで消えた5年から帰ってきたティ・チャラが取り戻せない時間を嘆くというシリアスな物語だったそう。今回のワカンダの危機を救う活躍をしたんろだうと思うと切ない。
俳優が亡くなり演じたキャラクターも亡くなるという設定は悲しいけれど、代役を立てずに国王ティ・チャラ=チャドウィック・ボーズマンとして描かれたのは良かった。冒頭では国王の葬儀シーンから始まり、観る側も参列している気持ちになった。物語の世界でも現実世界からも悲しみが伝わってきてもう冒頭から涙涙よ、、、。追悼を含めてこれからの『ブラックパンサー』の物語をどう受け継いでいくのか...物語の世界と現実世界が重なって感動的な作品になっていた。
前作のラストでワカンダの開国宣言したことで世界中がヴィブラニウムを欲しがってるという...まぁそうなるよね。そこにヴィブラニウム探知機を開発した子のせいで今回の騒動がが始まってしまったという、、、同じヴィブラニウムを保有する海の王国タロカンとなんやかんやあり侵略から国を守る物語。青い人も出てくるし海の中のシーンもあり『アバター』と『アクアマン』が一緒になったのかーってね。足に羽が生えてる人まで出てくるw このネイモアがやたら強いと前評判だったけれど確かに...でも弱点は海の人なだけにw マヤ文明の末裔という設定も面白い。ネイモアも自分の国を守るためなのでただの悪人とも言えない。
とにかく今回は女性陣の活躍が目立った。シュリが兄を失っただけでなく...そして国を守らなければならない大役で頑張りを見せたよね。彼女がブラックパンサーになるのは観る前からわかっていたのでどういうタイミングでなるのかが見どころ。レティーシャもあの細い身体でアクションも見事にこなしてた。たしかケガもしたんだよね。
女王ラモンダも威厳があって素晴らしい女性だった。オコエも相変わらず強いんだけどMITでのくだり笑えたところもあって和んだ。ナキアがなぜ参列しなかった理由がわかるんだけどなるほどーと彼女にとっても未来あるラストで良かった。
シュリもそうとうな天才科学者だけど、探知機を開発したリリ・ウィリアムズもなかなかの腕前でシュリもお友達ができてよかったなーと。これからも何かと登場しそうなので楽しみ。
おまけ映像はエンドクレジットの時のみだった。どうやら帰ってくるクレジットがあるので楽しみでもある。
今作はティ・チャラ=チャドウィック・ボーズマンへの敬意があふれた作品で在りし日のティ・チャラの映像ではうるうる....本当に愛された人だったんだなと改めて感じさせる作品だった。ワカンダ・フォーエバー!!
鑑賞日:2022/11/11
チャドウィック・ボーズマン=ティ・チャラ。まさにその通り。それをこの映画に携わる全員で表し、彼を追悼した作品でした。
それにしてもオコエさんは意外と「真夜中の天使」がお気に召されたようで。今後はあの格好で登場するのでしょうね。
リリのキャラクターが良かったのでドラマのほうも楽しみになりました。
ティ・チャラは永遠に彼だけですよね。観る側も作品を通して追悼ができたのは良かったと思います。でもさびしい...
オコエ...良きキャラクターになってきました。
今後にも注目ですね