原題:BRAINSTORM
公開:1984/04
製作国:アメリカ
上映時間:100分
監督:ダグラス・トランブル
出演:クリストファー・ウォーケン、ナタリー・ウッド、ルイーズ・フレッチャー、クリフ・ロバートソン、 ジョー・ドーシー
STORY:ノース・カロライナ州のエバンズ電子研究所。ここではある画期的な装置が開発されていた。「ブレインストーム」と呼ばれるこの装置は、他人の思考・記憶・感覚のすべてを実体験できる装置である。ついに実験に成功したマイケル博士たち。しかし、喜びもつかの間、その装置を狙って軍が動き出す。さまざまな可能性を秘めたブレインストーム。軍との攻防が続く中、熱心な女性科学者リリアンは心労からか研究所で突如、心臓発作に見舞われる。死を覚悟した彼女は、ブレインストームで自らの死を記録しはじめた。リリアンの遺志を理解したマイケルは、”死の記録”をわが身で体験しようとするのだが…。(作品紹介より)
人間の体験した記憶や感覚がそのまま他人に体験させることができる装置を巡って巻き起る事件を描いたサイエンス・スリラー。ちょっと前に紹介?されて手元に残しつつなかなか観られなかったんですがやっと観ました。84年の作品なんでウォーケンさん、わっかぁーーい♪ステキ♪まぁそれだけでも楽しめるっもんです私には。
さすがに25年も前の作品なんでコンピュータが古いのなんの・・・って。コンピュータの進歩は素晴らしいなと思いつつ、おはなしの設定は面白いので単純にSFものとして楽しめました。今ではつくられた映像なら似たような体験はできるけれど、さすがに人の記憶や感覚はまだ体験できませんねぇ。
この“ブレイン・スキャン”という装置は素晴らしいモンで、他人の記憶や感覚がそのまま他人に追体験できる優れもの。保存もできるみたいなので想い出作りもできるかも。一度は心が離れた奥さんに見せることで昔の気持ちが甦ってきてなかなか良い装置なのかもしれません。しかしこれを悪用しようと企む輩もいますがね。
主人公の同僚の女性科学者が死ぬ間際に“ブレイン・スキャン”に残した記憶、やはり科学者の好奇心てやつでしょうか、同僚の死の追体験をしようと試みます。これと言った内容はないんですが、同僚の死を追体験するためにいろいろな妨害を乗り越え最後の瞬間には何かあるのか・・・となかなか興味深いです。
この監督さんは、『2001年宇宙の旅』や『ブレードランナー』、『未知との遭遇』などの特撮をされてた方なので追体験の映像はすごく幻想的できれいでした。これが監督さんの考える“死”の体験なんでしょうか・・・。
この作品が遺作となってしまったナタリー・ウッド。名前は聞いたことはあっても出演作を見たのはこの作品が初めて。撮影していたた年にお亡くなりになってたとは・・・。脚本は当初よりも変わったらしい。奇しくも他人の死を追体験する内容なだけにちょっと複雑ですね。
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