【SHADOW BOXER:2007/04/21】
製作国:アメリカ
監督:リー・ダニエルズ
出演:ヘレン・ミレン、キューバ・グッディング・Jr、スティーヴン・ドーフ、ヴァネッサ・フェルリト、ジョセフ・ゴードン=レヴィット
女ヒットマンのローズは末期ガンに冒され、今度の仕事を最後に引退して静かに余生を送ろうと心に決めていた。そんな彼女に対し組織のボス、クレイトンが依頼した殺しは、彼の妻ヴィッキーの暗殺だった。恋人であり仕事のパートナーでもあるマイキーと共に、さっそくヴィッキーの屋敷に忍び込むローズだったが…
ヘレン・ミレンが暗殺者?こりゃどんな殺しをするのか気になる~
ということで観てみました。
ちょっと変わった殺し屋さんのお話でした。
ガンに冒され残り少ない命のために今度の仕事を最後にと思ってたら、
相手が妊婦でしかも目の前で破水してしまったから大変。
殺しどころじゃない^^;
相棒のマイキーがカッコよく殺しをしている間、
ローズは助産婦さんしてる、、、
さすがに目の前で赤ちゃんが生まれようとしてる時に母親は殺せないよなぁ。
しかし暗殺者たるもの、女だろうが子どもだろうが容赦しないのがプロじゃないのか。
やはり女性というのもあるだろうけど、
残り少ない命と生まれてくる命の尊さを感じてしまったのか。
相棒の反対を押し切ってまで母親と赤ちゃんをかくまって
奇妙な4人暮らしになってしまったのはなんだか不思議な感じ。
もともとは依頼人からの命令で殺さなきゃいけなかった女性と子どもと
家族のように過ごしているんですから。
ローズにとっては母親と子どもを守るのは、
今までの人生を振り返って何か考えるところがあるんでしょうね。
ローズと元相棒の息子のマイキーとの関係が不思議。
息子として引き取ったと思うんですが愛人みたいな関係、、、
かなり歳が違うと思うんですがね、まぁ別に良いのですが^^;
なんとも奇妙な関係ですな。
途中のローズの最期のシーンがそこだけアダルトメルヘンちっくになっとります^^;
鮮やかな色彩がキレイで・・・
マイキーがとった行動は、ローズへのやさしさでもあったのかな。
そしてさすがアカデミー女優、なんとも大胆な演技でしたわ。
流れる音楽はアメリカ映画っぽくなくてちょっとフランス映画っぽい?
悪役のクレイトンのちょいいかれ具合はなかなか良かったです。
うるさい、じゃまだというだけで撃ち殺すなよ~っ。
それと、とても医者には見えない窪塚くん(似てる)もいい感じでした(笑)
しかし相手の女性が・・・・どんな好みをしているのかわからんっ。
マイキーのシャワーシーンは・・・ごめんパス。
でもおしりはかわいいかも(笑)
ほとんどセリフがなくクールなところはいいんだけど、
ローズとの絡みはちょっと合わない、、、(私には)
それにしても、あれだけ人が死んでるのに、警察が出てこないのはなぜなんだー。
完全無視、、、
お話としては警察に介入されては困る展開ではあったけれども。
後半のマイキーとかくまった女性と子どもとの暮らしから
父親らしい感情が出てきて普通の人間らしさを取り戻していきます。
が、予想とおりの展開が待ってましたー。
そして衝撃のラストと、子どもが最後に言う言葉にはびっくりした。
なんだか因縁というかなんというか・・・廻ってくるものなのね。
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