【WHIPLASH】 2015/04/17公開 アメリカ 107分
監督:デイミアン・チャゼル
出演:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ、オースティン・ストウェル、ネイト・ラング
<完璧>を求めるレッスン。
二人のセッションは誰もみたことがないクライマックスへ――。
Story:名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャーだった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく... (シネマトゥディより)
ジャズドラムを学ぶため名門音楽学校に入った青年が、スパルタ的な指導をする鬼教師の指導に心身共に追い詰められていく様子と、熱い演奏シーンを描く音楽ドラマ。
サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞受賞をはじめ、今年のアカデミー賞では助演男優賞(J・K・シモンズ)・録音賞・編集賞の3部門受賞した作品。監督は本作が長編2本目となるデイミアン・チャゼル。
先月、東京に行った時に泣く泣く諦めた作品で、なんと地元で今日からの上映になったので早速観てきましたー嬉しい♪
予告編だけでも引き込まれましたが、本編はさらにとんでもなく引き込まれて観てしまいました。
なぜか2番目に大きなスクリーンでの上映で、同名タイトルでアニメだったらどうしよう~と不安でしたが本当で、アニメ優先のTOHOシネマズ宇都宮どうした??って感じとともに感謝です。
個人的には「バードマン」より面白かった、楽しめた!!
そして作品賞ノミネート作品の中では断トツだと思うなー。
音楽映画は大好物ですが、ある意味....アクション映画でした。
主人公ニーマンのドラムの演奏シーンは圧巻だったし、鬼教師のフレッチャーの完璧を求める狂気ともとれる指導も圧倒されました。
まぁ、罵声に暴力はちとやりすぎだけど...終わって観れば彼の指導があったからこそのクライマックスでのニーマンの演奏ですもんね。
ニーマンが最初に所属してたバンドの音からのフレッチャーバンドの音のジャーンの音の違いにおお~と。
血のにじむような努力....というけれど、血がにじむどころか流血してますって!!
どこかホラーのようで「ブラック・スワン」を思わせる重々しさを感じました。
観てるこちらも半端な気持ちで観たらフレッチャーに罵声を浴びせられそうなので真剣に観ましたよ~。
なんか..強敵と戦うアクション映画を観た気分でしたわ。
ニーマンがどんどん追い詰められて悪のボス・フレッチャーに負けてしまうのかー....いや、主導権逆転で大勝利~みたいな気分 笑
クライマックスでのニーマンvsフレッチャーの闘いはお見事でした。
音楽を楽しむ...のとは違うけれど、これはこれで素晴らしい。
クライマックスでのフレッチャーの強面な顔がどこか嬉しそうだったので印象的。これも師弟愛の物語なのかなと。ほんと面白かった!!
でも~ニーマン...思わぬアクシデントで不死身すぎる 笑
★★★★★
余談ですが、この作品を観て中学の時の音楽の先生を思い出しました。
さすがに罵声に暴力はありませんが、ただの音楽の授業での合唱なのに毎回発声練習に授業の半分を使って厳しい指導がありました。なんで~と思ったら、うちのクラスではサッカー部や野球部などの男子を引き抜き、見事、全国合唱コンクール中学の部で優勝。音楽の授業がオーディションだったもよう 笑。その先生が指導する学校は常に優勝するというもの凄い先生でした。
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でも、なんでこれが助演なのかはわからなかった。
ノー・カントリーのハビエル・バルデム
ダーク・ナイトのヒース・レジャー
の時と同じ感想(笑)
アカデミー助演賞は
①なんでこれで助演賞とれるの?
②なんでこれが助演賞なの?
疑問が生じることが多いです。
①なんでこれで助演賞とれるの?
②なんでこれが助演賞なの?
疑問が生じることが多いです。
↑まっつぁんこさんの疑問に激しく同意。(^_^;)
ぶっちゃけ言いますけど主演がもっとかっこよかったらもっとはなまるだったんだけどね~。(コラ)
そんなにええ作品なのか~で見に行って実はバードマンよりさらにハマったという。
私にしたらめったに見ないタイプの作品ですけど
今回はアカデミー賞作品イイネと思いました。(^_^;)
ヒース・レジャーもそうでしたよね。
どちらも主演が霞んでしまいましたもの。
そーですねー主演がもっとかっこよかったねぇ 笑
私もバードマンよりこちらです。
観られて良かった!
こういう見立て遊びやると、どれも面白く成り立ってしまうので、「セッション」の教育はほとほと異例な物なのだと思います。
え~10人も残るかなぁ 笑
もしフレッチャーが指導したら~シリーズおもしろそ^^
107分の上映時間があっという間でもあり。
クライマックスは大興奮でした。
まさか“新曲”でニーマンの心を挫くとはね…
そこからの這い上がりは素晴らしかったです。
あのシーンだけでももう一度観たいです。
ラストのシークエンスがとその切り方が素晴らしいですよね
師弟関係の恩讐を超えた音楽の頂点に達したのだと思います
ただ、終わった後はやはりワンマンショーからでるほかの団員からの不満と、フレッチャーの今までどうりの態度が待っていると思います
この鬼しごきには私は耐えられないなあ、と思いました^;
私は褒められて伸びるタイプなので、フレッチャーが教師だったら直ぐに挫折してます。
観る側も力が入ってて終わったあとはつかれました 笑
特にクライマックスは凄かったです。