2010/02/20公開 日本 134分
監督:荒戸源次郎
出演:生田斗真、伊勢谷友介、寺島しのぶ、石原さとみ、小池栄子、坂井真紀、森田剛、石橋蓮司、室井滋、大楠道代、三田佳子
堕ちていくほど、美しい。
Story:議員の父親を持ち、津軽では有名な資産家の御曹司・葉蔵(生田斗真)は人間関係がうまくいかず、周囲に溶け込むためにわざと失態を犯して笑いを取る日々を送っていた。高校に入った葉蔵は遊び人の堀木(伊勢谷友介)や詩人の中原中也(森田剛)と出会い、酒や女におぼれる放蕩(ほうとう)生活を送るようになって、精神的に疲弊していく。(シネマトゥディより)
太宰治原作の同名小説の映画化した作品。人となじめずお酒や女性に溺れて廃人のように堕ちていく男のお話。主人公を演じるのは、意外にも映画初出演にして初主演の生田斗真。
以下、映画としての感想です。非常にゆるいテンポで静かに展開する作品ですねー。明らかに斗真ファンと思われる女子が多い中、年配の方もいらして幅広い年齢層でした。だがしかし、あまりにもスローペースなもので、いびきをかいちゃってるおっさんがチラチラいました。伸びしてる人もいて・・・・・寝てる方多しと見受けられます。そんな中、ワタクシは全く睡魔も訪れず最後まで観キリましたよ。
絶対気持ちが堕ちてる時は観ちゃいかんだろーと思いきや、意外にもいいもん観たという感じ・・・。幻想的な雰囲気も漂っていてとても美しくまとまっておりました。多くを語らずの作品なので場の雰囲気で読み取っていく感じが好みでした。まぁ、何と言いましてもイケメンが堕ちていく姿は美しいもんでして・・・斗真くんのなんともうつろー目やうつむき加減の感じがよろしゅうございました。 ←完全に斗真目当てだろっ
後ろの席の女子が“これ、たらしの話でしょ”と言ってたのには、なんとも手っ取り早い説明ですなぁと苦笑。はっきり言って大庭葉蔵のような男子はイラつきます。しかし、斗真くんが演じてるから切なく感じてしまうんですよね(笑)。ほんといい表情してましたわー。もともと演技力ある人なのですが、このスローな流れで繊細な演技には見入ってしまいました。
しかも、年上の女優陣とあんなことやこんなことや・・・。それがまた妖しくてよろし。室井滋さんともあわわ~さらにありえなさそうだった大御所の三田佳子さんとまで~くぅーっ。これって女優さんのほうがテンション上がってたんだろうなぁ。
※2010/02/21、TOHOシネマズにて
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