原題:IN BRUGES
公開:2008年劇場未公開
製作国:イギリス
上映時間:107分
監督:マーティン・マクドナー
出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、レイフ・ファインズ、クレマンス・ポエジー、ジェレミー・レニエ、エリザベス・バーリントン
Story:ボスの命令によりベルギーのブルージュにやって来た殺し屋のレイとケン。街を気に入ったケンは観光を楽しむが、あまりの田舎ぶりにレイはうんざり。そんな中、ボスからの指令が下される。
ベルギーのブルージュを舞台にした殺し屋たちの切ないお話。
2009年度 (第66回)ゴールデン・グローブ賞のコメディ/ミュージカル部門でコリン・ファレルが主演男優賞を受賞したのに劇場未公開となってしまった作品。ん?しかし、コメディ・ミュージカル部門て・・・・全然違うんスケド。かなりシリアスな内容でした。
ボスの命令でブルージュにやってきたケンとレイは、指令待ちの間に観光を楽しみます。ある時、レイは映画の撮影現場である女性に一目惚れしてしまいます。デートにこぎ着けるのですが、その裏でボスからレイには内緒のケンへの指令が・・・。なんとレイの抹殺だったのでした。
実は、レイは仕事中に謝って子どもを撃ってしまいその子は死んでしまったのです。子どもを手に掛けたことは絶対許せないというボスはケンに抹殺の依頼をしたのでした。しかし太っとい眉毛を超ハの字にしてへこんでいるレイを見ていると、思わず見逃して~反省してるから~と思っちゃいますよ。それよりもこんなやさしい殺し屋さんてどうなの?
そんな彼をケンは殺し屋から足を洗わせ逃がそうとするのですが、ボスはゆるさんっとレイを追ってくるのです。ラストのボスとレイとの追いかけっこはなかなか見応えあります。そしてなかなかひねりのきいたラストも良かったですね。
ブルージュという所は古い街で、中世の雰囲気があり、ちょうどクリスマスシーズンの設定なので、建物などがライトアップされててまるでおとぎの国のようで素敵でした。おとぎの国の世界なブルージュの街と殺し屋たち、一見合わなそうだし割りと残酷なシーンもあるんですが違和感なく見られるのも不思議。
出演が、マッドアイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)、ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)、フラー・デラクール(クレマンス・ポエジー)とハリーポッターファミリー。特に後半でのマッドアイ・ムーディとヴォルデモート卿いや、ケンとボスとの対決はなかなか渋かったなー。自らを犠牲にしてまでもレイを助けようとするケンが泣けるゥ。
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