【DAS WEISSE BAND - EINE DEUTSCHE KINDERGESCHICHTE/THE WHITE RIBBON】
2010/12/04公開 ドイツ/オーストリア/フランス/イタリア 144分
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:クリスティアン・フリーデル、レオニー・ベネシュ、ウルリッヒ・トゥクール、フィオン・ムーテルト、ミヒャエル・クランツ、ブルクハルト・クラウスナー
美しい村 静かな暮らし 聴こえてくる魔物の足音
第一次世界大戦前夜、北ドイツの小さな田舎町。地主である男爵が支配するこの町で、ある日、帰宅途中のドクターが落馬して大けがを負う。道に張られていた細い針金が原因だった。その次には、男爵の製材所で女性の事故死が発生する。さらに、男爵のキャベツ畑が荒らされ、挙げ句に男爵の息子が行方不明になる。犯人がわからぬまま、敬虔な村人たちの間に不安と不信が拡がり、次第に村は重苦しく張り詰めた空気に覆われていく... (allcinema ONLINEより)
北ドイツの田舎町を舞台に人間の心の闇を描いたミステリー・ドラマ。
ある日、ドクターが道に張られていた細い針金が原因で落馬して大けがを負うという事件が起こる。それをきっかけに、次々と不可解な出来事が起こり村人たちは不安と不信が拡がり始める...というもの。
ミヒャエル・ハネケ監督作品は『隠された記憶』しか観たことがないんですが、はっきりした結末じゃなかったのがいまひとつだったんですよね。観る側に結末は自分で思い描いてね!という作品は好まないので合わないと思ってました。
今回も白黒ハッキリはつけてないけれど、わりと観やすく、先の見えない展開、引き込まれる感じで興味深く観られました。ハリウッド映画にはない独特の雰囲気がありますね。いや~最初モノクロだったんで古い作品借りちゃったかなと勘違いしましたケド。
ドクターの落馬事件をきっかけに起こるさまざまな事件、犯人はこの村の中にいるのは確かなのです。実行した人や目撃した人もいるはずなのに、村人たちは知ってて隠してるのか全く知らないのか、真犯人に無関心ともとれる雰囲気がちょっと怖い。それをあえてモノクロの映像で描いたところに村人たちの心に潜む闇の部分を表現してるように思えますね。
★★★.7
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ミヒャエル・ハネケ | |
紀伊國屋書店 |
ハネケ作品の独特のモヤモヤ感、やはりこの作品にもありました
長丁場ですが、ひきこまれる手法も素晴らしいと思います
事件の犯人は観てたらなんとなくわかるのですが、それを敢えて口に出したくはないですよね、恐ろしいことだと思います
最初に体調不良で寝ちゃったんですが、ハネケが全ては映像で描かれているとか言うもんだから、なら見破ってやる!っとそこから3回見てきました←バカ
まあでも見終わってからも色々と深く想いを巡らす事が出来るのがハネケの良いところだと思っているんで、解らなくてもいいんですけどね^^;
わりとはっきりした結末のほうかな。ハネケの中では。
共犯というのが明らかになるし。
で、こっちのほうがますますもやもやさする作品かな、
いつも悪について考えさせられるっていうハネケのテーマ、好きだな☆
とくに少年犯罪ね
深い作品でしたね。
ハネケ作品は2本目なのですがあまりハッキリとした答えを出さない監督さんなんですね。
最初に観たのが合わなかったんですが、ハマれば面白い興味深い作品たちなんでしょうね。
>全ては映像で描かれている
それは気になって観ちゃいますよねぇ
再度挑戦してみようかな。
これは深いですね!