長浜市というところは13年前に市町村合併され、木之本スティックホールも過疎が進む行政の中、なんとかお客様に音楽を届けようとされていて、またこちらの企画では
しょうがいをもっている方とその付き添いの方はワンコインで聴いていただけるという事も素敵な理念だなあ、と。
実際、そういった方々に沢山足を運んでいただけた様です。
付き添いの方が身内とは限らないから、
従来のコンサートだと、しょうがいのある方だけ入場してもらって、付き添いの方は帰られてしまう事もあるそうで、そういった意味からもこういうチケットを設けたそうです。
今回は視覚障害の方がいらっしゃるという事を事前にお聞きしていて、主催者の方に
曲の間にお話してくださいね、とお知らせいただき、
それをピアノの塩見さんに伝えたら、
「大丈夫です。僕、二部制のコンサートで
一部にしゃべり過ぎて二部のお客様が来ちゃった事あるくらいしゃべるので」
…そ、それは困る!(心の声)(°▽°)
し、進行しなくちゃ😖
でも和やかに進んで、何故か塩見さんまで
ステージ上で「10代20代の黒歴史」を語り出す始末…でもね、みんなそれがあって今があるの。
私は一部も二部も演奏中に左耳のイヤリングが飛ぶという意味のわからないハプニングが起こり、終演後お客様にイヤリング落とさないように帰ってくださいね、とお気遣いいただき🫣
何かの呪いかしら😰(初めてじゃないんです…もちろん何があっても吹き続けるけど)
塩見さんには
「右耳のイヤリングは幸運とか?」
と欧米の意味わからんジンクスみたいな事言われれるし🫠
ロンドンで昔、視覚障害の人ばかりのお客様のコンサートで演奏させて頂いた事があって、その時は目が不自由な分、耳が良くて、きっと音程には厳しいんだろうな、と思いながら演奏したけれど、カッコつけても実力以上のものは出ないから、結局来てくださったお客様に心を込めて演奏することに変わりないです。
て、そんなこと言いながら色々反省しています…
初共演だった塩見さんとも、機会があったらまた是非、アップデートしましょう、と言いあって。
少しずつレパートリーを作りあげていって初めて余裕が出来て遊びが出来て楽しくなるし。
その人との呼吸感というか。
お声がけいただいてからこのリサイタルが決定するまでに長浜市から3回も京都まで足を運んでくださったエンモコンサーツの加藤さん、
滋賀県でリサイタルをするならピアノは塩見さんが良い、と伝えたら
快く引き受けて下さった塩見亮さん。
そしてご来場いただきましたお客様に心よりお礼申し上げます。