出張ならではの経験

水曜から2ヶ国目に来ております。
アジアの中でも後進途上国に位置付けられる貧しさに加え、
大規模災害からの復興途中であることや
国内の反体制派による物資供給ルートの遮断。
いろいろな要因が重なり、
電力不足、水不足、ガソリン不足に悩まされている現状です。

ホテルでも瞬断停電がしょっちゅう起こり、
温かいお湯が出る時間が限られており、
水圧も低い状況。
現地の人に聞くと一般家庭では計画停電が毎日行われており、
その時間を避けて食事の準備をするのだとか。

今まで出張で13ヶ国行きましたが、
間違いなくこの国が一番チャレンジングな国。
でも初日の夕食にて、なんだかホッとしてしまいました。


よく分からなかったので、
三種盛りを頼みましたが、
ナンも美味しいし、カレーも美味しい。
もっと良かったのは、
レストランの人が代わる代わる私のところにやってきて
美味いか？美味いか？と心配そうに聞くこと。
期待以上に美味しかったので、
pretty goodと答えると嬉しそうに戻っていきました。

現地で働く日本人の方のこの国の印象。
この国の首都は15年前から人口が2倍になったのに
インフラは15年前のまま。
昨今のインフラ、ペトロ不足は市民生活に混乱をもたらしているが、
それでもこれと言った暴動がないのは国民性がなせる技。
もともと国内は100を超える民族で構成されているが、
一番大きい民族でも人口の2割程度。
１つの民族が他を支配するような構図にはならず、
結果誰もが全体調和を重んじる国民性だとか。
空気を読んで発言する姿勢は日本人のそれにとても近しいのだとか。
なるほど。

生活は厳しいのですが、
人の温かさを感じた出張でした。


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