ツリー
2013-04-08 | 読む
この著者のもので一番はじめに読んだのは 「写楽殺人事件」でした。
あと北斎もおもしろかったし浮世絵ミステリー・・といえば高橋克彦!でしょ、やっぱり。
で、このツリー、ちなみに浮世絵系ではありません。
いつものごとく、ざっくりなあらすじですが
出版社の新人賞に応募してきた少し変わった小説に興味を持った書評家が、
この作者にコンタクトをとるが、住所や戸籍もはっきりしない中、
なぜか前職がプロレスラーだとわかるが、どうして小説などを??
小学校の同級生にたどり着くと当時「風の又三郎」と呼ばれていて、超能力めいた力が
あったらしい。
謎が謎を呼ぶうちに仲間が不審な交通事故で亡くなる。
このまま謎解きミステリーで終わるのかと思いきやSFというかファンタジーというか、
ミサイルが飛びUFOが飛び、風呂好きのやくざやらおしゃべりな暴走族上がりやら
もちろん宇宙人もでてきます。
何やらしっちゃかめっちゃかなお話みたいですが、ぐいぐい読ませるし面白いです。
ただ
「UFOとか宇宙人なんて~いるわけ無いやん!ふん!」
な方にはオススメできませんが、
ワタシそっち方面大好物!という方には 超オススメ本かも。
(以下 ネタバレ含みますのでアシカラズ^^)
なにせ
人間と宇宙人のハーフが、小説の新人賞に応募してきたり、
何千年と生きている宇宙人の長老が好々爺のお煎餅大好きじいさんだったり
するんですよ。
つっこみたくなるシーンもいっぱいありますが、楽しんだモン勝ちな小説だと思います。
ツリーというタイトルの意味も最後の最後でわかるんですが、
うーん、、木のね~枝葉ね~・・ちょっと軽いんじゃないのかい?!(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます