神戸の老舗、富久丸百貨店芦屋川店で敏腕外商員として働く鮫島静緒。
日本一の高級住宅地のセレブ相手に、きょうも奔走する。
美容整形に興味があり静緒に試させる女性投資家、息子の中学受験に静緒を巻き込む元CAセレブ主婦。
「強い」宝石を集めるイラストレーターの訴訟事件……。
そして、プライベートも落ち着かない日々の静緒にヘッドハンティングの話が。
同居するゲイの同僚・桝家修平の反応は?
以上、内容紹介はアマゾンよりお借りしました。
前二作がとても面白かったので、続編が文庫で出たらしいと知り
即、図書館で予約しました。
解説は女優の南沢奈央さんです。
新聞でいろいろな本の書評されてるのを読んでいると、すっきりとわかりやすく
あまり興味のない分野のものでも手にとってみたくなります。
こちらの解説も上手いもんですよ~^^
将来的にはエッセイスト南沢奈央って肩書が増える気がします。
で、本書ですが、
またまた凄いお金持ちが気持ちの良い買いっぷりを見せてくれます。
値札をチラ見しながらちまちま買い物する庶民のワタクシにとっては
羨ましいなど通り越した別次元の世界。
ここまでくると爽快ですね。
お仕事小説の括りに入るこちらのシリーズですが、
あまりなじみのない上流階級の生活っぷりを垣間見せてくれるのもこの小説の魅力です。
あまりなじみのないって?全然知らんやん!(笑)
エピローグの
「・・・のようなもの」というファジイな考え方、
妻のようなもの、会社員のようなもの、友達のようなもの、
ようなものをつけるととたんに気持ちが楽になる・・。
その通りだなと、納得です。
このイラスト付きの人物紹介ですが、これ要るかなあ。
全員イメージと違うんですけど(笑)
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