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糸切り 紅雲町珈琲屋このみ 4

2020-12-14 | 読む

 

お草さんを取り巻く物語、シリーズ4作目になります。

ページをめくり読み始めたとたん、時間の流れがゆっくり感じられます。

それとともに呼吸もゆったりとなって・・・リラックス効果抜群ですね~お草さん♪

 

今回も、いろいろと事件がおこります。

さびれた小さな商店街、5軒だけの「ヤナギショッピングストリート」

こういう場所ってどこの町にもありそうですよね。

こちらの改装にからむ事件、というかゴタゴタがあって

お草さんが巻き込まれつつも解決に一役も二役もかうって内容です。

 

牡丹餅、貫入、印花、見込み、糸切り

五話ともタイトルに陶磁器や作陶の用語が使われています。

お皿やお茶碗の形や模様、様子がいきいきと丁寧に表現されていて

陶磁器っていいなあ~お気に入りのものを一つ、手元におきたいなあ~と

すぐ感化されるワタクシ(笑)

 

今回、佐々木って悪い奴がでてきますが、お草さんはこんな奴にも慈悲の心で接します。

嘘つかれてコケにされても、まるで仏様のごとく。

そんなお草さんにいらつく久美ちゃんですが、私も久美ちゃんに同感。

お草さ~ん、この人、結局変わらないと思うなあ。

根っからのワルはいないというのがお草さんの持論ですが、この佐々木は違うんじゃない?!

心入れ替えても、入れ替えた心も腐ってたってケースもないじゃなし。

 

次作も楽しみです。

 

 



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