戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。
かつての女中や使用人たちが語る、屋敷の主人と三姉妹たちの華やかな生活と、
忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。
二転三転する証言と嘘、やがて戦時下に埋もれた真実が明らかになっていく―。
注目の女性コンビ作家が「回想の殺人」を描く、傑作ミステリー。
以上の内容紹介はアマゾンからお借りしました。
以前読んだ、「偽りの春」が面白かったので
こちらを図書館で借りてみました。
設定や謎等々、目新しいものではないのですが
お屋敷の使用人たちが語る、彼らの信じたい真実が少しずつ
小出しにされるので、ついついページを捲る手が止まりません。
タイトルの「すみれ屋敷の罪人」
たとえば、「すみれ屋敷の惨劇」でもいいように思うのですが
罪人としたことに著者の意思が感じられます。
いったい、誰が罪人なのか・・・。
哀しいほど善人がいっぱい出てくるお話なのですよ^^
すみれ屋敷の三姉妹の名前、
葵、桜、茜、こちらはすべて、
アオイスミレ、サクラスミレ、アカネスミレ
すみれの名前からつけられたそうな。
少々ネタバレ・・
ヒナスミレという種類もあるそうです。
ひょっとして、著者はすみれの名前のおもしろさから
このお話を思いつかれたのでは?
降田天さんというのは、女性二人のペンネームだそうです。
プロット考えて、あらすじ書いて、また直して・・・コーヒーブレークで
甘いもの食べて・・・なんか楽しそう~♪
な訳ないか(笑) すみません^^
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