暖簾に腕押し日記

毒吐き独り言ぶろぐ。ほのぼのと毒が交互にやってきますよ。
コロナでQOL優先に切り替えてまったり生活します。

オリバー・ツイスト/ブラザーズ・グリム

2006年10月11日 | 映画
映画の感想は、タイトル=映画タイトルにしたほうがいいかも?と思ったり。
でも2本観たりすると長くなるしなぁ。
まいっか。


『オリバー・ツイスト』

ディケンズ小説を、戦場のピアニストの監督が映画化したもの。
なので、映像がとても綺麗。
中世ロンドンの暗鬱さがよく出ていました。

話は、
孤児のオリバーは、里親元を逃げ出してロンドンへ。
(里親つっても孤児院から労働力を引き取ったようなもの)
窃盗団に拾われて生活していたが、
ある日、中流紳士に拾われる。
だけど窃盗団に拉致られ、その紳士宅の強盗を手伝わされ、
警察に追われた強盗にまた拉致られるが・・・
な話でした。

オリバー君かわいい~

んだけど、この可愛さで得して幸せになりました映画だったんだよなぁ。
可愛いから窃盗団のボスにもかわいがられ、
紳士にも気に入ってもらえ、
窃盗団の姉御にも助けてもらえた。
他にも子供達はいっぱいいたけど、他の誰も幸せにはなっておらず、
ストリートチルドレンのまま。

オリバー君には特筆するようないい所があったわけでもなく、
人の役に立ったわけでもなく、
ただ流されていくだけ・・・

所詮世の中は顔なのか?
可愛いければ得なのか?

って内容でした。
イヤ、現実には顔も人生の武器のひとつだし、
世の中は不平等なものだから、いいんだけど。
教育上、子供と一緒には観ないほうがいい映画だったな。

最後、窃盗団のボスが捕まって首吊りになる前に、
オリバーが助けてあげて!と泣くんですが。
当たり前だろう・・・
窃盗は悪いこととはいえ、
死にかけてた時に、寝食と親切を与えてくれた相手なんだし。
扱いも暖かかったし。
感謝するのはいいけど、もっと自分で考えて行動しましょうね、オリバー君。



『ブラザーズ・グリム』

グリム兄弟が、魔女退治を請け負う詐欺をやってたら、
捕まってしまった。
恩赦のかわりに、少女達が行方不明になっている村があるので、
原因究明と救済をしろとの命令が。
新手の詐欺かと思ったら、本当に本物の魔女がいた!
というお話。
完全フィクションです。B級映画かな。

魔女の婆さんコワイ~

後半はグリム兄弟が頑張っていて、なかなか面白いのですが、
童話のエッセンスがいまいち。
観てるほうは、いろんな元ネタを楽しんで観られるのですが、
どれもストーリーとの関連が薄くて残念だった。

処刑人のカバルディがいい味出してたな~


さて返却しにいかなくちゃ
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