高齢や病気などで死亡された方が、千葉市の火葬件数推移を見ても増加傾向であり、すぐに火葬できないという「火葬待ち」が長期化しています。ご遺体を安置するためのドライアイスで想定外の出費となり、10万円以上になったという相談も寄せられています。
かばさわ洋平市議(緑区)は、千葉市斎場における火葬供給能力の現状の認識と、冬場の火葬待ち平均日数と最大日数についてただしました。市は、「例年、死亡者が増加する冬は、お亡くなりから火葬までに7日から10日間程度を要し、今年1月の死亡者は前年同月比で2割増、1月から2月にかけての待ち日数の平均が10日間、最長で14日間程度を要していた」と答えました。
かばさわ市議は「火葬供給能力の不足解消は喫緊の課題であり、火葬対応の強化、人員増員を図ることと、解消に向けて第2斎場を早急に整備を」と求めました。市は「短期的な対応として受け入れ件数の拡大に加え、施設の休日としている友引についても可能な限り開場することで、集中期における火葬需要に対応する。今後も長期的に死亡者数が増加することを踏まえ、将来の火葬需要に適切に対応するための方策について検討する」と答えました。
バス路線減便・廃止地域への交通対策について、かばさわ市議は地域に必要なバス路線を維持させていく取り組みについて質問。
かばさわ市議は「広島市で市長が所信表明でバス路線維持に向けた取り組みを表明するなど、バス路線の維持のための運行経費補助に7億円投じ、市民の移動の権利を守っていることに学ぶべきで、減便・廃止を止めるためにも、運行経費補助や車両購入費補助、運転手確保支援など補正予算や新年度予算において、新たなバス事業者支援に取り組むよう強く求める」と質問しました。市は「バス事業者からは運賃収入や経営努力だけで路線維持を図るには厳しい状況と伺っている。そのため、他都市の取り組み状況等を参考にしたバス路線の維持・支援などについて路線バス事業者との意見交換を行い、検討していく」と答えました。かばさわ市議は、「新年度予算で地域公共交通支援が350万円はあまりにも少ない。市民の移動の権利を守るべき」と重ねて求めました。
この他、鎌取・おゆみ野の住みよいまちづくりや動物愛護・動物福祉について取り上げています。
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