「市民自治・市民参加を守り発展させるために-千葉市の社会教育を考える―いま千葉市に何が起きているか」と題して、長澤成次・千葉大学教授を招いて、日本共産党千葉市議団として街づくり学習会を開きました。約30名ほどが参加しました。
公民館への指定管理者制度の導入後、図書館流通センターに業務委託で策定された「千葉市図書館ビジョン2040」は、国の政策である「人口減少への対応」「クラウドファンディングによる運営経費の確保」「施設の老朽化に対応するための学校・民間施設との統合」など、そのまま千葉市の計画に載せている問題、千葉市の資産経営方針による施設管理の問題点を指摘。
花見川図書館とこてはし公民館の複合化問題では、昨年夏過ぎに花見川図書館の空調故障後に、千葉市の市長や副市長、関係局長が出席する庁議において、両施設の複合化を政策決定して、その決定で進めていることも明らかになっています。また、社会教育委員会議と生涯学習審議会との統合についても、教育委員会は当初は5月に提案し、9月議会で議案にかけようとしていました。
長澤先生は、こうしたことは「本来なら社会教育委員会議に諮問すべきだ」と厳しく指摘し、社会教育(委員会議)を弱体化させることは許されるものではないとし、成田市では自主的に会議を開催したり、国立市では毎月会議を開催して傍聴者も「傍聴ニュース」を発行するなどの取り組みなども紹介されました。
街づくり学習会の冒頭に、野本信正市議団長が挨拶し、中村きみえ市議が司会、図書館と公民館の複合化問題でもりた真弓市議が発言、寺尾さとし前県議が参加しています。
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