今日から一般質問が始まりました。トップでもりた真弓市議(花見川区)が登壇しました。「ヒアリングループ」の導入については、ヒアリングループを利用すると、マイクの声を雑音がなく聴き取ることができる機器で、市内にはハーモニープラザの多目的ホール、社会福祉研修センター、中央図書館、美浜文化ホールなどに常設型を設置されています。
補聴器をされている方にとって、ホールや会議室など広い場所では雑音が入り、正しく聴き取れないなどの困難があります。
もりた市議は、「ヒアリングループは民間事業者からも借りられるが、有料であることと、設置についても専門の職員を派遣する必要があるため技術料もかかる。費用がかかると借りづらくなる。今後、移動用ループの導入の検討の際には、貸出制度や料金設定に配慮すること」を求めました。市は、「他市の導入状況や利用状況などについて調査・研究していく」と答えました。もりた市議は「ループがあってほしい」という要望に応えて、積極的に取り組んでいくことを求めました。
続いて、かばさわ洋平市議(緑区)が登壇。受動喫煙防止について取り上げ、地元の鎌取駅や誉田駅での路上喫煙の実態を示し、鎌取駅北口には子ども病院やリハビリセンター行きのバスが出ていて、子どもや障害者が多く、「路上喫煙防止や受動喫煙防止の実効性ある取り組みを求める」とただしました。市は、「27年度から3年間で(路上喫煙・ポイ捨て禁止)路面表示を増設した」とし、「指導」件数の減少や路上喫煙者の割合の減少したとしていますが、根本的な受動喫煙防止にはつながっていません。
かばさわ市議は、「受動喫煙防止条例を施行した北海道美唄市を視察。条例は罰則規定がなく、公共施設や学校、病院などの管理者に、敷地内や施設内を禁煙とするもので、さらには店舗や民間施設にも分煙や禁煙の努力義務、屋外についても通学路での喫煙禁止の努力義務を課すというもの。効果として第1種施設の禁煙状況は制定前73%から82%と取組みが広がり、喫煙率の大幅低下、さらには条例制定後の市民意識向上で適応除外の飲食店などで時間分煙や禁煙が広がるなど、受動喫煙防止の取組みが条例制定度後、市民協力のもと前進している」として、千葉市においても速やかに条例を制定することを求めました。
市は、「国や東京都における検討状況などを参考にしながら、実効性の伴った条例を制定することが必要と考えている」と、具体的にどんな「実効性を伴った」条例とするかは答えられませんでした。
来週は、11日に野本信正市議(若葉区)、12日に私とふくなが洋市議(中央区)が一般質問で登壇します。
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