香川県高松市は近代、四国の玄関口として人と物流の街として発展してきました。瀬戸大橋開通後に様々な文化施設が整備されています。市民に多様な文化芸術の提供、そのことによる関心も高くなってきているとのこと。高松市文化芸術振興条例を2013年に、「文化芸術の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図り、もって市民が生き生きと心豊かに暮らせる魅力ある高松の実現に寄与することを目的」として制定されています。
アート・シティ高松プロモーション事業の具体的な取り組みでは、「0歳からのコンサート」「街中コンサート事業」「たかまつ大道芸フェスタ」が実施され、昨年度は8万2千人が参加したとのことです。街中コンサートでは商店街の協力を得ながら、ディレクターによるミュージシャンなどとの連携で毎年新しいものを取り入れています。
高松市の文化を軸にプランニングできる人材を配置して、文化芸術施策を展開するアートディレクターの配置。現役の俳優さんでアーティストと市などとの橋渡しの役割を担っています。日給制ですが他にも仕事を持っている方ですので来ていただけるだけでも良いそうです。
また、文化芸術振興計画に基づき、市内の活用されていない空き家、廃校、商店街の空き店舗などを活用して、アーティストが一時滞在し、地域と交流しながら作品制作を行うことで、地域との協働を生み、賑わいをつくり、アートの普及・若手アーティストの育成を行う目的で「アーティスト・イン・レジデンス」を実施しています。文化芸術の各分野国内外のアーティストや団体であることや、事業期間ないに作品を制作し、発表することを応募条件としています。作品制作費25万円、滞在費50万円、交通費15万円、地域交流事業費10万円を上限に支援を実施して、直近の取り組みでは空き店舗を活用して、専門家を講師に親子で考えたり話し合ったり、手や体を動かす授業を行う「高松私立おやこ小学校」が11月に実施されます。
これらの取り組みを通じて、「自分自身が文化芸術活動をした」人の割合20%(2012年度)を30%(2018年度)へ、「文化芸術を鑑賞した」人の割合53%→60%、「文化芸術が盛んなまちだと思う」人の割合40%→60%への数値目標の達成に向けて取り組まれています。
人権啓発・教育については追記したいと思います。
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