今日は臨時議会が行われました。価格高騰重点給付金支援金について野本信正市議(若葉区)が議案研究、中村きみえ市議(花見川区)が討論を行いました。内容は住民税均等割のみ課税世帯に10万円支給(3月中旬〜支給開始予定)と、住民税均等割のみ課税・住民税非課税世帯の子育て世帯の18歳以下のお子さん1人あたり5万円(3月上旬〜支給開始予定)が支給されます。
続いて、発議第1号のダイヤ改正における鉄道路線の運行本数の維持や利便性確保に向けた国の積極的関与を求める意見書と、発議第2号の京葉線・外房線・内房線の快速及び通勤快速のダイヤ改正を再考し利便性を確保するよう要望する決議について、かばさわ洋平市議(緑区)が賛成討論を行いました。美浜区選出の黒澤和泉議員が反対討論を行い、採決では、賛成多数で意見書・決議は可決されました。
少し長くなりますが、黒澤議員が2013年時のダイヤ改正で京葉線の通勤時間帯の快速電車が廃止される(た)時に、何も抗議がなかったという趣旨の発言がありましたが、私自身は美浜区の日本共産党として、当時、京葉線の利用者である市民に知らされていなかった問題を取り上げ、京葉線利用に関するアンケートに取り組んでいました。
当時のブログです↓
当時、JR東日本千葉支社に伺い、ダイヤ改正の再検討を求め、利用者への情報が知らされていなかった問題を指摘していました。当時の要望項目は、「①平日の通勤・通学時間帯の快速電車の全面廃止について、再検討を行ない、JR京葉線の利用者にとって最適なダイヤ改正に改めること。②このたびのダイヤ改正について、利用者への情報が不足していたことについて、今後のダイヤ改正についても、影響を受ける利用者への情報を事前に明らかにすること。③利用者の声が反映できるシステムを構築すること」です。現在にも通用する項目であると思いますが、「利用者である市民の声を聞くでき」であり、市民生活にマイナスとなることについては党としても取り上げていくということに変わりはありません。その点では、党として地域ごとに要求での違い、温度差というのも当然出てきます。
かばさわ洋平市議の賛成討論の全文は以下の通りです。
昨年末にJR東日本は京葉線のダイヤ改正について、混雑の平準化などの理由から朝夕夜間帯の通勤時間帯、通勤快速を含めすべての快速電車を各駅停車に変更すると発表しました。あまりに極端なダイヤ改正に、多数の市民から見直しを求めてほしいという声が寄せられるなか、日本共産党千葉市議団は昨年12月27日に市長に、JRに対してダイヤ改正の見直しを求めるよう申し入れました。
市長は翌日の12月28日にJR東日本千葉支社長に申し入れを行なった後、本年1月16日には、早朝時間帯の2本のみ快速が復元されるダイヤ見直しという異例の対応が図られました。本件においては、市長が京葉線の快速縮小について、市民の立場から速やかにJRに対して、ダイヤ改正の見直しを申し入れたことについて、感謝を申し上げたいと思います。
▶ダイヤ改正見直しは限定的。市民の人生や生活基盤を左右する
しかしながら、本年1月16日のダイヤ見直しは、早朝時間帯の2本のみ快速として運行継続するという、あまりに限定的な見直しであり、通勤快速や夕方夜間における快速電車の存続を望む多くの市民から、失望や怒りの声が多数届いています。
市民からの声として「往復で30分以上かかることになり、保育園のお迎えが間に合わないため職場を変えなければならない」「11年前に上り7時・8時台の快速電車が廃止されたが、ダイヤ改正で夕方以後まで廃止されたら生活に困る」「快速があるから千葉市に住んだが朝夕で各駅停車のみとなったら引っ越しを検討しなければならない」など切実な声であります。今回のダイヤ改正への影響は、文字通り、市民の人生や生活基盤を左右し、今後の人口流入や都市の発展にも影響を与える暴挙とも言えるものであり、今回の見直しだけでは到底容認できるものではありません。
▶他自治体と連携、JRと公共交通利便性の協定を
そのため、日本共産党千葉市議団は、市民からの声として最も多い、「JRは利用者の声を聞くべき」との声に基づき、日々利用される市民の声を可視化するためにも署名活動を展開しており、すでに1,000名を超える署名が寄せられています。2月にJR東日本千葉支社に対して、通勤快速及び快速電車の存続を求める申し入れを行い、改めてJRにダイヤの再考を要望してまいります。
また今後の市民が求めるダイヤ見直しに向けて、本市執行部に対しては2点要望したいと思います。1つは、京葉線ダイヤ改正に反対を表明している自治体は、現時点において少なくとも、一宮町、茂原市、大網白里市、袖ケ浦市、市原市、木更津市、君津市、富津市、いすみ市、勝浦市、鴨川市、御宿町、大多喜町と千葉市含めて14市町にも及んでいます。もはや千葉市だけの問題ではなく、千葉県民における重大問題と発展しているため、千葉市だけの申し入れだけではなく、沿線自治体と連名にて要望書を提出するなど、一層の連携した対応を強く求めるものです。
2つは、JR東日本との事前協議が可能となるよう国の積極的関与も必要ではありますが、JR東日本との連携協定を締結することです。東金市などはJR東日本と公共交通の利便性、安全性及び持続可能性の向上による地域との共生に関することなど、相互の持続的発展に向けた包括連携協定書を令和5年に締結しています。本市としても、JR東日本と公共交通の利便性について、日常的に対話の機会を設けるための連携体制の構築を求めるものです。
▶市民の利便性確保へ、党派など垣根を越えて力を合わせよう
最後になりますが、本市議会としても各会派・議員の多様な意見があろうかと思いますが、京葉線・外房線・内房線を利用する市民のみなさまの日々の利便性確保に向けて、今は垣根を越えて力を合わせようではありませんか。引き続き、日本共産党千葉市議団は全力でJR京葉線のダイヤ改正見直しに向けて取り組む決意を申し上げて、討論といたします。
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