私の事務所のある地域でも、当時の中国へ出兵した方がいます。先日もこのような話を聞きました。食糧も現地(中国)で調達しなければならないから、部隊の兵士が鶏を捕えるために銃を使おうとしたら、柄の部分が割れてしまった。現在で言えばなんでもないかもしれません。小さなことかもしれませんが、天皇家の菊の紋様が入っていたので、天皇からいただいたものとして、壊したり傷つけたりしたら罰を受けるということもあったそうです。兵士への軍人教育、子どもたちへの教育がいかに「日本は神の国」と徹底されていたかを伺える話でした。
しかし、前航空幕僚長が「日本は侵略国家ではなかった」とする発言と、そうした考え、立場で自衛隊内で幹部教育をおこなっていたことが明らかになりました。こうした背景には「日本は神の国」「戦後レジームからの脱却」と、過去におこした侵略戦争を美化する「靖国派」と言われる国会議員が、政権の中枢に居座り続けてきた結果です。
戦後の日本の出発も、いまの日本国憲法がつくられていく過程でも、大政翼賛会に集まった政党が戦後、党名を変えて、各党とも憲法草案をつくった際に、「天皇の権限」は残されていました。日本共産党は「主権は国民にある」と求め、これが日本国憲法にしっかりと明記されました。
こうしたことが言えるのも、日本共産党が党を創立して以来、反戦平和、主権在民をつらぬいてきたからです。
写真は、平和都市宣言記念像がある京成千葉中央駅前です。
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