新日本プロレスのレッスルキングダム16が終わりましたね。
私が注目していた柴田勝頼選手の復帰試合、対戦相手は成田蓮選手でした。
KENTA選手が相手だろうという、私の予想は外れました。すみませんでした。
まあ冷静に考えたら、KENTA選手は同日の第二試合に出場していますからね。インディー団体じゃあるまいし、同じ選手が同日に2試合も出ることはなかったですね。
さて、復帰試合の内容なんですけど、試合直前に柴田選手がルール変更を要請しまして、打撃ありの試合となりました。
結果的には無事に終わりましたがね。
正直、打撃ありの試合はさせるべきでなかったと思いますね。
万が一柴田選手が致命的な状態に陥った場合、新日本プロレスは責任を負えましたか。
会社には従業員の安全を守る義務があります。
今大会ではIWGPUSヘビー級王座戦にて、ラダーから落下したKENTA選手が複数箇所の負傷をしました。
IWGPヘビー級王座戦では、ウィル・オスプレイ選手の場外でのムーンサルトもありました。こちらは無事でしたが、ヒヤッとしましたよ。
3年前だったか、ケニー・オメガ選手のプロレスについて「品がない」と述べた棚橋選手。
危険な技の応酬が際限なくエスカレートしていくことへの危機感があったのだと思います。
同じようなことは90年代の四天王プロレスあたりから言われてましたよ。
危険度の競争は、いずれファンに飽きられるか、選手が潰れるか、悲しい結末しかありませんよ。
柴田選手の復帰戦に話を戻すと、私が彼に期待していたのは、地味な技の攻防でも魅力的な試合をすることだったのです。
昨年10月のザック選手とのエキシビジョンを見て、今後の新日本プロレスが向かうべき方向性はこれだと思ったのです。
組み合って関節技の極めあい。これが2022年のプロレスだと。なんなら藤原組長を呼んでこいと。
冗談はさておき、全体としてもう少し、品のあるプロレスをしてほしいですねえ。