近詠 141130

川柳って何だ　と思う石地蔵
涸れ井戸を覗きこんでるお月様
陽だまりに遊べし庭のちゃんちゃこ

近詠 141120

定職のほしい形に軍手はめ
夜は更ける私の明日はどこにある
貧乏をトラのパンツで飼いならす
洗い張りしては人生再トライ

記憶 141116

草に寝て大地の鼓動聞いてます
好きだよと言わぬ男のずるい腕
雨音の記憶　あの日の蛇の目傘
薄紅の香りほのかにすれ違い
こんにゃくの自立宣言冬隣
我が道を貫く猫の紙障子

雑詠141107

少年の日々の生きてる秘密基地

本番 141104

本番はきっと咲きます咲かせます