2年ほど前に那覇のスナックで、美ら虎会(ちゅらこかい)の会長と同席する機会があった。美ら虎会は美ら島沖縄と阪神タイガースを愛する仲間の集まりである。会長は年に数回甲子園まで応援に行くほど、心底タイガースを愛しているようだ。ホームページの掲示板で、那覇にSportu Bar Tigers.があることを知り、興味を持った。那覇の泉崎にあるスナック「ティラミス」が2時で閉店になり、タクシーで今夜の宿ホテルエアウェイに向かった。運転手に「赤嶺にタイガースバーがあるのをご存知でしょうか」と聞いてみた。「あああそこか知っているよ」の返事が返ってきたので寄って帰ることにした。店に着き
店
内を見渡せば2~3人の客がいた。オーナーらしき方に「まだ飲めますか?」と聞けば「閉店時間です」と寂しい答えが返ってきた。実はかくかくしかじかで京都から来たので、1杯でいいから飲ませてもらえないかと強引に頼んでみた。心よく飲ませていただくことになりビールを注文した。タイガースの話になれば阪神ファン同士なので話ははずむ。今日の勝ち試合を大型テレビで見せてもらった。とにかく阪神の試合は全試合映るようになっていて、普段の営業時間は夜だが、デーゲームの場合はそれに合わせて営業しているとのこと。店内は他のお客さんは帰り私一人になった。そのお客さんと話をし
ていた女性が私の隣に座って来た。聞けばオーナーの従妹とのこと。大変親しみのあるちゅらさんで話は益々はずむ。「今度この店に顔を出す時は私も顔を出すので連絡してね」と嬉しいことを言ってくれる。時計を見れば4時を回っている。明日は水泳大会なのでこれはえらいことですよ。支払いを済ますとオーナーの宮城英史(みやぎひでちか)さんは、お土産にと阪神に入団した大城裕二のラベルを貼った泡盛(30度)を1本(720ml)持たせてくれた。体型と同じく太っ腹だ。また沖縄に行けば顔を出す所が一つ増えたようだ。阪神が優勝すれば沖縄に行かねばなりますまい。
(参考)沖縄のスポーツ新聞は内地の新聞に比べペラペラだ。競馬、競艇,競輪などのギャングル予想欄がまったくない。プロ野球の交流戦が始まったが野球中継はまったく無かった。また阪神が勝った試合の翌日の新聞でも、阪神のことは一面だけで「何じゃこりゃ」だ。こんな新聞であれば購読する気は起こらない。インターネットで十分である。大阪では同じスポーツ新聞で、少なくて三面を使って報じている。どえらい違いだ。