薫風香る5月はとても気持ちが良い。「ホーホケッキョ」とウグイスが競い合って鳴いている間を邪魔するように「テッペンハゲタカ」と鳴く鳥がいる。畑で2時間作業していたが執拗に「テッペンハゲタカ」「テッペンハゲタカ」「テッペンハゲタカ」と。言われなくても分かっているつ~の。余りにもひつこいので内心は穏やで無くなってくる。ハゲが何が悪いと怒鳴るも返事は「テッペンハゲタカ」だ。この~ホトトギス(霍公鳥)め、ええがげんにせんか。焼き鳥にして食べてしまうぞ。聞く人によって「包丁欠けた 包丁欠けた」と聞こえる人もいるようだが、悲しいかな私には「テッペンハゲタカ」としか聞こえない。被害妄想だろうか・・・。
「卯の花の匂う垣根にホトトギス早も来鳴きてしのびねもらす夏はきぬ 」の歌は大好きなのにね。
(豆知識)
1.体長は 28cm ほどで、ヒヨドリよりわずかに大きく、ハトより小さい。頭部と背中は灰色で、翼と尾羽は黒褐色をしている。胸と腹は白色で、黒い横しまが入るが、この横しまはカッコウやツツドリよりも細くて薄い。目のまわりには黄色のアイリングがある。
2.夏の季節の到来を告げる、代表的な渡り鳥。ホトトギスは、春のウグイスとならんで、季節の初音として人びとにその鳴き声を待たれました。万葉集にも、この声は田植えをしろとうながすために鳴くのだ、とあります。早いものは3~4月、多くは5月中旬ごろ渡来し、ほかの鳥の巣に卵をうみ、晩秋、南へ去っていきます。高原地帯に多く、昼も夜も鳴いています。