3月20日(水曜日)
今日は城陽市の小学校は卒業式です。小学校前を通れば、はかま姿の女の子が目に入りました。
昨年孫が小学校を卒業しましたが、クラスの女の子で袴姿でなかったお子さんは二人だけだったとのこと。世の中は変わったものです。大学生ならいざしらず、私はあきれかえっております。誰が一体こんな風潮にしたものでしょうか。昨年の新聞です。
【憂楽帳】
小学校の卒業式シーズンになると、気になることがある。式当日に見かける女子児童のはかま姿だ。いったい、いつごろからの風潮なのだろう。毎日新聞のデーターベースで「小学校卒業式 はかま」で検索すると、ヒットした一番古い記事は2002年。このころからじわじわと広がってきたようだ。自宅のある奈良市内の業者に尋ねてみると、「一人が着るとなると周りの友達も、私もってなるようです」。この業者では衣装レンタルと着付けなどをセットにしたプランで4万円ほどから。親の負担増への懸念などから、自粛を求める意見が出るのもうなずける。今を去ること四十数年前、学校指定の紺の標準服を着て小学校の卒業式に臨んだ。けっこう傷んではいたが、珍しくアイロンをかけてくれたのは祖母だった。
それだけでも十分晴れがましかった。標準服があるなら、それで十分と思う。でも「アルマーニ」を採用する公立小学校があるのだから、時代は違う。「浮世は衣装七分」と言うけど、果たして小学生のはかま姿の評価はプラスなのか、マイナスなのか。