先日の稽古で久しぶりに薙刀を持ちました
何年ぶりでしょうか(笑)
和太刀のライヴ公演を定期的にやるようになってからは、会場の広さの関係で、とても長物を扱う広さではなく…
意識してではないのですが、いつの間にやら遠退いてしまっていました
もともとは薙刀、大好きなんです!
サボり魔の私ですが、薙刀ともなると平気で何時間も素振りをしていたり、稽古で行き詰まっても、何故か薙刀だと行き詰まっている事そのものも楽しめたりして
遠い昔、年に1〜2回山で合宿をしていた時。参加者全員、最低1本は芯の作品をやっていたのですが、自分の作品の際にひたすら薙刀をやり続け、周りから『また薙刀やるの』と呆れられていました。
映画『必殺仕事人4』の真田広之さんと藤田まことさんの最後の1対1。
その真田さんの薙刀に夢中になり、そこから和太刀の公演や合宿で、『道成寺』や『淀君』をモチーフにした作品等々、
薙刀の作品をたくさんやらせてもらいました。
しかし稽古スタートすると…
思いとは裏腹の大パニック🌀😱
こんなにも何も出来ませんか
落ち込むを越えて笑ってしまいましたが
稽古の最後に一本薙刀で芯をとらせてもらったのですが…
稽古動画を確認すると、おそらく…なんですけど、薙刀を握り続けていた約10年前よりも、動けているように思いました
(先ほど10年ほど前の舞台の映像を確認しましたが、喫茶店にいなかったら悲鳴をあげるくらいのボテボテのヨチヨチ…)
もちろん手放しで誉められたものではありませんよ(笑)
あー、これは…と思うところももちろんありますが、少なくとも冷静に分析出来る。良くなっているところもあり、でも刀や小太刀の時も悩まされるクセに頭を抱えたり…
ただ短めの作品とはいえ、一本通して流れが見えたのは大きいなと思えました。
殺陣や日本舞踊等日本文化のありがたさですね。
年齢に関係無く、稽古してきた分は多少なりとも積み上がっていたようです。
それがわかっているならもっと稽古しましょう、私
何となく、まだ次の公演へと向かいにくい状況が続く中。
そして世の中を見ても、何を信じたら良いのかわからず、いつ何があるかわからない不安な状況の中。
あえて先を見過ぎず、今この瞬間瞬間に出来る事に全力を向けるしかなく、それが先を引き寄せる原動力になればなぁと思っています。