7月7日(日)
富士山へ。
9時すぎ。鈴鹿SA。
トイレ休憩。さすがサーキットの町、8耐のバイクが置いてました。
実はバイクも好きなわたし。かっこいいと密かにテンション上がってました。
お昼ご飯は静岡SAで
焼津港直送のまぐろとかつおをのせた贅沢な丼。
まぐろ、甘くて美味しかったな~。
お昼ごはんを食べて、ゆっくりお買い物をしたいところですが、富士山が待っているので、先を急ぎます。
富士山の看板が見えてきました。
ドキドキです。
お天気はあまりよろしくない。
薄曇りの中、時々太陽が見えてましたが・・・。
富士山の麓に入っていくと・・・。
目の前にあるのはモザイクではありません。
雲です。
雲の中へ入っていきます。
時々高い山を登っている夫はびっくりもしませんが、私は初めてなので、一人騒いでました。
▼雲の中に入りました。
▼真っ白です。
雲の中を抜けると、富士山五合目の駐車場に着きました。
少しゆっくりして写真を撮って~なんてことを思っていたら、ポツポツ雨が降ってきました。
あわてて、カッパを着て、登山靴を履いて、カメラは濡れないように、リュックに雨カバーを被せて・・・。
PM4時半頃。
いざ、富士山を登り始めた時には本降り。
宿泊する山小屋、七合目を目指します。
登り初めはじゃり道のゆる~い坂なので、金剛山の階段に比べたらまだマシやわ~。
なんて思ったのもつかの間、溶岩が固まった岩、火成岩がゴロゴロ。
火成岩を登って行きます。
途中、風が強かったせいなのか強く降ってきました。
登りと下山と別れているほんの短い登山道があり、「登り」「下山」の看板を確認をしなかった、いや、カッパを被って、
あまり回りが見えてなかったので、下山の道を知らずに登っていました。
ふと、顔を上げると、先にいるはずの夫の姿が見当たらず・・・・。
しまった、道を間違ったと半泣きになりながら上の方を見ると待っていてくれてました。
声もかけてくれていた様ですが、雨風の音とカッパを被っていて聞こえずでした。
どうやら、夫の姿を確認せずに下山道に行ってしまったのです。
でも、今思っても、あの雨風と寒さはなんともいえない気持ちです。
PM6時過ぎ。
すこし、小降りになったころ、山小屋に着きました。
標高2780m。
雲の流れが速いです。
福ちゃんもおつかれ~。
途中、ちょっと怖かったけど、無事に山小屋に着いてよかったね。
▼PM6時半頃。
山小屋でカレーを頂きました。
▼2段になっている個室。
個室っといってもカーテンで目隠し、お隣とはベニヤ板で仕切られてます。
▼私達の個室。
雨でリュックがぬれているので、大きなナイロン袋を山小屋の人に渡されました。
取りあえず濡れた服等を着替えて・・・、服は明日着る服に準備程度で着替えます。
消灯は8時
気温、山小屋で14℃、外は10℃
さむい!
湿気を含んだ掛け布団、とても寒いので、躊躇なんてしていられません。
お布団があるだけでもありがたい。
富士山登山、1日目。
山小屋に着くまで、色んな感情、気持ちが涌いてきました。
雨風のせいもあって、私、このまま死ぬかも・・・。
夫の姿が私の視界に入らなかった瞬間、あ、わたし、ここで終わるんだ。
「もう~悩みごとなんか、ど~でもいいや~」と、思ったり・・・。
要は悩み事を解放できてました。
富士山、考えさせられる山。
究極、悟りを開けられる山。
山頂へとつづきます。