闘病中の坂本龍一 約6年ぶりオリジナルアルバム発売決定

闘病中の坂本龍一　約6年ぶりオリジナルアルバム発売決定　手術後に録音した12曲を収録

坂本龍一さん（Photo by zakkubalan（c）2022 Kab Inc.）

がんで闘病中の世界的音楽家・坂本龍一さん（70）が、約6年ぶりとなるオリジナルアルバム『12』を発売することを発表。発売日は、坂本さんの71歳の誕生日でもある2023年1月17日に決定しました。 【画像】東京・新宿の歌舞伎町に開業する映画館の音響システムを音楽家・坂本龍一さんが手がける 坂本さんは、2014年に中咽頭がん（約6年を経て寛解）、2021年には新たに直腸がんが見つかったことを公表し、現在も闘病生活を送っています。

12(CD) CD 坂本龍一 avex trax

 

新たにリリースするオリジナルアルバム『12』

坂本さんがアルバムを発売するのは、2017年の『async』以来、約6年ぶり。日記を書くように楽曲を制作し、曲のタイトルは1曲目の『20210310』から、12曲目の『20220304』まで、全て“曲を制作した日付”となっています。 坂本さんは、今回のアルバムについて「2021年3月の大きな手術のあと、日記を書くようにスケッチを録音していった。そこから気に入った12曲を選びアルバムとした。何も施さず、あえて生のまま提示する僕のいまの音だ」とコメントしています。

キーボード・マガジン 2002年12月号