夕顔のスケッチブック

~やさしい気持ちなれる風景をみつけに行こう~

宇治平等院鳳凰堂~晩秋の京都④

2018年12月11日 | 京都の旅

 

平安の時代から 

千年変わらない姿が浮かび上がる

ここは極楽浄土…?

救いの光を放つ金色の阿弥陀如来様が

水面にも優雅に煌めきます。

 

 

「極楽いぶかしくば宇治の御寺をうやまえ」

 

末法思想の当時の人々にとって

まさに地上に出現した極楽浄土だったのでしょう。

 

 

平等院鳳凰堂の夜間特別拝観に行ってきました。

藤原摂関時代の唯一の遺構は

想像以上に美しい光景でした。

 

ここに言葉はいりませんね。 


 

見上げると

燃える紅葉と鐘楼

 

 

深紅の水鏡

 

どちらが夢か現なのか

ふとわからなくなるような感覚になります。

 

 

 至る所に灯りがゆらめいて

幻想的な夜の境内です。 

 

 

今宵は至福の一夜です。

 

 

思えばライトアップのこの美しい御堂の姿は

当時の貴族も見ることができなかったのですよね^^

 

 

 

梵鐘・鳳凰・雲中供養菩薩像

多くの貴重な国宝をここ「ミュージアム鳳翔館」で

見ることができました。

 

 

平等院を後にして参道へ

 

 

 

お茶の香りの参道に

宇治情緒が漂います。

京都で夕食の予約を入れたので

後ろ髪惹かれながら

宇治駅に急ぎます。

 

 

今回の日程では宇治は夜しか来れなかったけど

源氏物語~「宇治十帖」を偲び

宇治川辺りを散策に

また訪れることを心に決めて…。