夏は夜
月のころはさらなり
闇もなほ
ほたるの多く飛びちがひたる
また
ただ一つ二つなど
ほのかにうち光りて行くもをかし
雨など降るもをかし
『枕草子~清少納言』抜粋
夕方まで降り続いていた
雨があがったので
突然思い立って
現人神社に行ってきました
灯りに浮かび上がった風鈴たちが
とても綺麗で見惚れました
音のない境内に
少しの風が吹くと
風鈴が静かに揺れて
小さな音色を奏でました
平安時代の夜を思い浮かべました
明かりのない夜ゆえに
強調される灯りは
どんなに趣があったでしょう
御神木にも灯りがともって
なんだか夢心地です
アオバズクたちも
高い樹の上から
見おろしていることでしょうね^^