yuzuの記

優しい風に誘われて

紫式部ゆかりの石山寺

2024-03-23 10:18:47 | 神社仏閣



石山寺は滋賀県大津市にある仏教寺院です。

その名の通り硅灰岩という石の山の上に建つお寺ですね。

京の都からも近く平安時代には

貴族たちの石山寺への参拝が流行したと言います。




瀬田川の西側に位置し

真言宗の大本山でもある石山寺は花の寺としても知られていますね。

また、紫式部が源氏物語の着想を得たと伝えられ

執筆をしたという部屋も見ましたが

その部屋の狭い事!!

2畳もあるでしょうか、こんなところで・・・

展示の加減かも知れませんが驚きでした。





3月上旬にはカンザクラなど早咲きの桜と

梅が同時に見られる事もあります。




階段の下から見上げる多宝塔。




順路に従って左の道を登っていくと本殿。

中へ入って撮影できないので外から1枚。




上から見ると大きな硅灰岩の壁ですが

天然記念物に指定されています。

よくこんな地形にお寺を建てたものですね。




多宝塔を通り見晴台立つと

眼下には瀬田川の流れや琵琶湖に続く景色が一望できます。

そこから第一~ 第三の梅林へと順路は続きます。

三月初めの石山寺は梅が五分咲きでしたね。




場所によってはかぐわしい香りに包まれて

満開に近い所もありましたよ。

白い梅は真っ青な空に映えて綺麗です。





ゆっくりと順路を辿り

本殿の下まで降りてきました。




石山寺

平安朝のいにしえを辿る雅で厳しい趣のお寺さんでした。

3月の末からは桜のシーズンです。

咲く時期をずらして600本の桜が植えられています。

桜の寺としても石山寺は賑わう所ですね。





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大阪城と梅

2024-03-06 07:50:39 | 季節



久方ぶりの大阪・・・

20年以上を過ごしたこの街にやってきましたよ。

私の住む地元では三月に入り雪が積もりました。

このところ雨が続く不安定なお天気です。

そんな合間の晴れの日に大阪城に来てみれば

梅が満開でしたよ。




大阪から環状線外回りで

大阪城公園駅でおりて公園内を歩くと

水上バスがやって来るのに出会いました。

右端は日本放送のビルです。




この門から梅林へと続きます。





つと、ほのかな梅の香りが漂って

ああ、咲いていますね。




梅林はほぼ満開に近いようです。




まだ焦点が合いにくく

上手く撮れたかも確認しにくいのですが

私の好きな構図です。




桜の華やかさとはまた違って

梅は清楚で凛としていますね。




これから春へと向かう花の知らせは

冷たい三月の日よりの中に

どこかあったかいメッセージを貰ったようですよ。^-^

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晦日の金沢駅にて

2024-02-22 08:18:10 | 紅葉



石川県のJR金沢駅は

アメリカの旅行雑誌「トラベル&レジャー」で

世界で最も美しい駅14選の

日本では唯一第6位になった美しくアートな駅ですね。

ちなみに1位はベルギーのアントワープ駅

2位はイギリスのセントパンクラス駅

3位はモザンビークのCFMマプト中央駅

となっています。

これはあくまでも「トラベル&レジャー」の順位であり

数ある旅行雑誌では様々な駅が登場しています。





1枚目はは町側から撮ったもので

2枚目は駅側から撮ったものです。




金沢駅は畏怖堂々とした鼓門と

大きな傘に見立てた幾何学的な「もてなしドーム」を中心に

新旧がマッチした珍しい造りの駅です。





この鼓門の柱の中を送水路が通っており

雪や雨から人々を守る優しい心遣いがなされています。




コロナ前と比べると

このドーム天井からたくさんの加賀友禅が

吊り下げられていてそれは優雅でした。

コロナ禍もあって華美な装いは自粛されたようですが

今はまだ簡素のままのようです。

海外のメディアから金沢駅が注目されたのは

鼓門と加賀友禅が織りなす

日本独特の美しさが評価されたのでしょう。

いづれまた元の優美な姿に戻るでしょう。





雪のない晦日の夜も更けてきました。




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ひがし茶屋街の宵 金沢

2024-02-16 08:45:28 | 



金沢に行くと夜はたいていひがし茶屋街へ。




この橋を渡って川沿いを少し歩き

左に折れると茶屋街です。

金沢には東と西の茶屋街がありますが

雰囲気が好きなのでひがし茶屋街に行くことが多いです。




初めて来たときは昼間だったので

人出の多さに圧倒されたものですが

この時間帯になると静かで人影もまばらです。




夜もふけると華やかさを削ぎ落したような

きりりとした雰囲気の町並みが.現れてきます。




高山の古い町並みとはまた異なった味わいが

どこか武家の名残を感じさせますね。





いくつかの通りをそぞろ歩いて

満喫すると




いつものように近くにあるお寺にお参りし

旅の無事を感謝して宿へと戻ります。

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生きるという事

2024-02-13 09:02:39 | 景色



2024年は波乱の幕開けでしたが

前年の暮れには私にも訃報が相次いでいました。

闘病生活4年のこうちゃんのお父さんと

以前にも書いたことがある「風変わりな友人」のふたり。

ふたりとも私のこれまでの過程で関わって来た

大事な得難い友人達でした。



こうちゃんのお父さんは頑固で一徹、

その息子 こうちゃんとは似たもの同士なのか

ある頃からそりが合わず溝が深くなっていき

跡取り息子だったはずが家を出てしまって

弟が家族と共に実家に戻っています。

ふたりともいい人間なのにどうして譲れないのか

生前の母も私も時折こうちゃんを諭しながら

普段は聞き分けのいい子が

この問題ばかりは頑として納得せず困ったものでした。

ある時、お父さんが入院したとの事で見舞いに行くと

その日は検査結果が出て

家族にも説明があるとの事

お父さんから一緒に聞いてと頼まれて

弟のとし君と妹と話を聞くことに・・・

「 検査の結果大腸がんでした。手術をしましょう。

転移も考えられるので広い範囲になります。

まず大腿部の組織を採取して検査して

問題なければ手術を勧めます。

悪性のものが認められれば閉じることになります。」

医師は淡々と説明を続け

ふと見ると、隣でメモを取っていたお父さんの手が

小刻みに震えています。

患者にとっては重大な告知が淡々となされることは

いつものことですが大変な瞬間です。

「 なにか質問はありますか?」

誰も声が出せないでいるので

「 治療はその後人工肛門になるということですか?」

代わって聞くと そうですと返事。

2.3質問して部屋に戻ると皆無口になっていて

「おばちゃん 今日は来てくれてありがとう」

とし君が缶コーヒーを差し出しながら言います。

何事も手術の経過を見てそれからよ と私。

あれから4年、入退院を繰り返し

お父さんは痩せていきました。

こうちゃんは何度か弟と見舞ったようですが

その度に電話してきてポツポツと話します。

「 生きていてくれるうちしかないんだよ」

どうか関係の修復を願って話しますが

こうちゃんは うん・・と言うばかりでした。

みんな一生懸命なのに

生きるというのはなんとたやすくないのでしょうね。

3年が経ち

何度かの抗がん剤治療の効果も現れず

化学療法は体力を奪うばかりで髪も抜け落ち

口腔内はただれてものが食べられなくなり

ただただ苦しいとお父さんは訴えていました。

命ある以上、人は生きなくてはなりません。

4度目の入院のとき

医師はこのまま化学療法を続けるか

自宅療養で緩和ケアに切り替えるか どうします? と

最後の選択を切り出して

お父さんはもう全身に転移して治らないなら

一切の治療はやめて下さいと 決断しました。

最後は家で過ごしたい つらい決断です。

痛みを抑えるだけなので平穏な日々ではなかったけれど

孫たちと半年過ごせたのはせめてもの慰めでしょうか。

最後の入院のとき

こうちゃんは一人で病室に向かい

お父さんとの短い時間を過ごしました。

「 おやじ・・・」

「 うむ、おばちゃんたちにはこの姿を見せたくないから

葬儀が終わるまで知らせるな。もう帰れ」

ほんの2.3分、それが最後の会話だったそうです。


その4日後、こうちゃんのお父さんは旅立ちました。

後に弟のとし君が

「 俺一生懸命やったつもりだけど後悔ばかりで親父にすまなくて」 と

私が母を見送った時の同じ気持ちを話します。

そうですね、これでいいなんてことはないのですね。

こうちゃんは時折電話してきて

「 おばちゃん、どこか温泉へ行こうよ」

うん いこいこ、こうちゃんの寂しさが切ない。

突っ張り合ってたお父さんがいなくなって

どこか自分の支えを失ったのでしょう。

時に生きるのはたやすくないけれど

死ぬのもまたたやすくないと父の毅然とした意志を

知ったのでしょうね。


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春を告ぐ なぎさ公園の菜の花

2024-02-08 08:06:20 | 季節



2月初めに当地でも山が冠雪しました。

なぎさ公園の菜の花がいい色になって来たとの事で

湖東の守山市にあるなぎさ公園へ。





琵琶湖を挟んで向こう側の

比良山系も雪を頂いていますね。




菜の花の黄色と

山とのコントラストが綺麗です。




小さい子供連れの家族もたくさん来ていましたよ。




春に先駆けて

花は黄色から始まると言います。




「 もうすぐ春ですね~ ♪  」




飼い主さんに断って

ワンコもパチリ。




さあ、試練の多かった冬を越えて

いよいよ 春ですね~ ^-^


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白馬岩岳スノーフィールド

2024-02-02 09:33:05 | 景色



雪のシーズンになると

この5.6年は白馬岩岳に上がることが多くなりました。





スキーを辞めてからもうだいぶになりますが

そこは滑らなくても楽しめる絶景に囲まれています。

ペットも一緒にゴンドラに乗れますよ、一頭700円 ^-^





約7分の空中散歩で着いたのは

初心者にも優しいスノーパーク。





眼下に広がる景色に

また滑ってみたいなあ~ と欲がこみ上がりますね。

体が覚えているので無理をしなければ

うん、いけるなんて

怖いもの知らずは思ったりするのですね (笑)




ブナの林を通り抜けて

絶景テラスへと進みます。

足元は最低でも登山靴か長靴がいいですね。




願い通りに晴れ間も出て来て

山頂にかかる雲が途切れてくれますように・・・




ああ、だいぶ回復してきたようです。




マウンティンハーバーで一息、

ここのコーヒーはほんと美味しいです。




絶景テラスでは目の前にガーンと

白馬三山の雄姿 !!

歩きの人はこの絶景を見にやってくるのですね。




海外でも紹介されたのか

外国人観光客が多くなりました。

7割がた外国人のようでしたね。

白馬岩岳、

元気であれば秋の三段紅葉の頃

また来てみましょうね。




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大井の吊り橋、松川橋の雪景 ( 白馬 )

2024-01-30 10:03:51 | 雪景色



この冬は暖冬で雪が少ないとの予報でしたが

地域によっては合っていたようですね。

松本やビーナスライン、安曇野では

ほぼ雪が無くて驚いたものですが

流石に白馬地域に入ると「 雪国 」でした。




年末、前年よりは少なかったものの

大井の吊り橋あたりでは

いつもの雪景色でしたよ。

覆っている雲がなかなかとれなくて

雪山がくっきりとはなりませんでしたが

これも運、そんな年もあるでしょう ^-^




朝の光に歩いていた河原も

キラキラ光って綺麗です。




他府県ナンバーの車が

5台ほど駐車場にいましたが

みなよく調べて河原の方に向かったようですね。




松川橋に回ってみます。

流れ下りて来る川の正面に白馬三山

いつもながら素晴らしいロケーションです。

雲、とれてくれないかなあ~ 。




橋を渡ったふもとに特徴的な建物の酒屋さんで

すっきりとした赤ワインを紹介されて

以来よく買っていくのですが

これが口当たりがよくはまっています。^-^




今回2番目の電車がやって来て

急いで道路を渡りカメラを構えます。

待つときのワクワク感は

たまらないですね~ ^-^

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大原の里に雪が降り

2024-01-25 09:40:25 | 雪景色



雪ですね。

2024年が明けて間もない頃

雪の降った京都大原の里を訪ねてみましたよ。




朝早く、足元の悪い中

観光客の姿はまだまばらで

三千院付近はとても静かでした。




長くあった宿が閉館したようで驚きましたが

芹生は営業しており

何故かホッとします。




三千院門前のお店も

そろそろと開き始めたようですね。




韓国からのお客様でしょうか

修行僧のようないでたちで座禅を組み

写真に収まっている人がいてがこの雰囲気に似合っており

色んな巡り方があるものだと感心 ^-^




大原三千院はあくまでも静寂で

心のさざ波も沈めてくれるようですね。




三千院を出て奥へと歩いて行くと




実光院や一番奥の宝泉院へと辿れます。




宝泉院でお茶をいただくことにしましょう。




ここでは拝観すると

お菓子とおうすが頂けます。




女性の一人旅も多くいらっしゃいますね。

大原はそんな一人旅が似合う所です。


雪の大原・・・

静かな時間でしたよ ^-^


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安曇野アルプス公園のファンタジー

2024-01-23 10:28:30 | イルミ




国営安曇野アルプス公園の光と森のページェントは

11/3~ 1/8まで開催されました。

例年他を回って夜のイルミにお邪魔することが多いです。

2023年はテーマが

プラネタリウム、宇宙の話 でした。




アルプス公園は大町と穂高地区の2か所にあって

長野県最大のイルミは穂高地区の方になります。

入園料は大人450円、65歳以上は210円

中学生以下は無料です。




16.30~ の開演なので

着いた時には始まっていましたね。




ここは子供達や家族連れが多く

年末のファンタジーを楽しむカップルにも最適です。



入口ゲートのお姉さんと顔なじみになっていたので

気になっていた事を聞いてみました。

「 その後くるみちゃんは来ていますか ? 」

くるみちゃんというのは前年に出会った白い大型犬で

10年以上ゲージのなかで子供を産むためにだけ飼われ

走ることも散歩することも知らない

なのに、人間に対して警戒心も持たない無垢な犬でした。

あまり優しい顔なので飼い主さんと

色々お話させていただいて

園内を一緒に散歩したものでした。

くるみちゃんは歩き方もたどたどしく

それでも月に何度か安心して散歩できるここへ

歩きにやって来ているとの事でした。

「 それがねこの頃は来てないんですよ。体調が悪いのかも 」

「 そうですか、もしかしたら消息が聞けるかと思って・・」

あの優しい顔が思い出されて残念なことでした。

くるみちゃんには幸せな老後を過ごしてほしい・・・
 



10月頃から準備が始まって

11月には開演ですから

この規模を作り上げるのは大変な作業です。

スタッフのみなさんお疲れ様です。




目の前で繰り広げられるファンタジーの世界は

日非日常の夢のような時間です。^-^




2023年は寒くもなく

とても楽しい時間を過ごさせてもらいましたよ ^-^



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