雨粒をからだに乗せて、クスノキの低い場所でへたっているアブラゼミの
幼虫を発見!もうダメかなあと思いましたが指でチョンと足先を触ると、
動きました。
少し上体を起こしました。腹筋の力ありそう。その後になかなか上に上がらないので、細〜い小枝でそっと背中を押してみました。人間の体温は虫にとっては火のついたフライパンと聞いたことがあったので。
そしたら、ゴロリンと抜け殻ごと地面に落っこちてしまいました。
抜け殻は水分をふくんでフニャフニャ。
落ちた衝撃でカラから抜けました。大丈夫、動いてつかまる何かを
探しています。
細い小枝をつかみました。羽根が伸びてきました。
枝の太い部分に登りました。これでもう大丈夫、よかった〜と胸をなで下ろしました。羽化の途中で枝で触ってしまって、私の責任重大だったのでハラハラでした。
クスノキの上で同時に羽化
上でも羽化が始まっていました。
こちらは土砂降りの雨が葉っぱで少しさえぎられたのか、順調。
一気に腹筋のすごい力!
羽根も少しずつ広がっています。からだがラメの入った布のよう!
最後の腰が、なかなか殻から抜けません。
よいしょ。
ちょっと体を横にしてみたら。
やった〜!抜けました。
もう大丈夫。心なしか体が長くなったよう。
これでもう大丈夫。
音がしそうなくらいの速さで、羽根が伸びてきます。
ふんわり伸びきりました。
夜風に羽がなびいて心地よさそう。
2匹とも羽化に成功、もう大丈夫というところまで見届けて帰りました。
次の日、2匹とも飛び立ってました。
羽化の瞬間は何度でも見たい、あと1か月は楽しめるかなと思っています。
ショッピング街の警備員さんにジロジロ見られましたけど・・・。
こんないい日は、気持ちよく眠れそう。クリスマスの絵を描き始めました。
寒い寒い冬の気分を思い起こしながら。
この羽化の写真を見ながら、絹製品の店『まゆ』で虫談義をしてきました。
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