
5月1日は、小中学生のころ「メーデー」という名の労働者の祭典であると教わったような気がする。今の様な状況になった原因の一つには我々のような「団塊の世代」もしくは「70年安保世代」にもあるのかもしれない。詳細な分析が出来るほどの力もないし知識もないが、テレビで流れる現在の「連合」のスタンスや会長の発言など到底労働者をリードするような気概もないし、そういう立ち位置でもないようだ。
だからという言い訳ではないが、今年の5月1日は団塊世代の集まる蕎麦打ちの会。今回は山形の蕎麦粉で中々香りも高く打ちやすい粉だった。素人の私でもそこそこの出来となった・・・・・からという訳ではないが、息子に蕎麦を届けるよ、と約束していたので午後からチビワゴンで川越に向かう。
埼玉県唯一の観光地、と言っても多分叱られないだろう川越市。特に「時の鐘」「菓子屋横丁」などを中心に蔵造の町並みは、東京から最も近い「小江戸」なのでゴールデンウィーク期間は相当の人出だ。と、覚悟して、ナビに息子の住所を打ち込んで出かけたが息子の住まいは東京オリンピックのゴルフ競技が行われた霞が関カンツリーに近い当たり。我が家からはどのように行っても川越市内を横切る必要がある。
こういう時、地元民?と観光客の距離はかなり微妙。来てくれて嬉しいけれど、普段の行動をする時は少なからずマイナスに作用する。京都の人たちは偉いな・・・・・
そういう訳で、レンタルの着物を着て楽しむ若者たちの群れを時速5キロくらいでかき分けつつ、打ちたての蕎麦や相方が作ったカニ飯、息子の大好物のタケノコご飯などを往復4時間かけて届けた・・・・・・、という次第。