これが本物の選挙結果なのでは?と云うのが、まともな神経の持ち主の感想でしょうね。
<参院選>自民、東北1勝5敗 反TPP票、野党へ
毎日新聞 7月11日(月)11時7分配信
<参院選>自民、東北1勝5敗 反TPP票、野党へ
東北は野党が圧勝
自民党は今回、東北6県の選挙区(いずれも改選数1)のうち秋田を除く5県で敗れた。与党は先の国会で環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の承認を見送り、全国的にはTPPは大きな争点にならなかったが、第1次産業が強い地域では政権批判票につながったとみられる。
【写真特集】参院選 落選した主な候補者
自民党候補が敗れたのは青森、岩手、宮城、山形、福島の5選挙区。福島では岩城光英法相が落選し、青森、宮城では現職が敗北した。自民党が福島で議席を失ったのは1955年の結党以来初めて。青森、山形も9年ぶりだった。
「1人区」(改選数1)で民進、共産など野党4党が候補者を一本化し、秋田以外の5選挙区で2013年の前回参院選より得票率を伸ばした。山形では野党統一候補の無所属元職が自民新人に約12万票の差をつけて当選した。
TPP交渉は昨年10月に大筋合意し、政府は通常国会で承認案とTPP関連法案の成立を目指した。しかし、野党が交渉経過の公開を求めて抵抗し、甘利明前TPP担当相の政治資金問題が浮上したこともあって、与党は参院選への影響を考慮し承認を先送りした。
それでも、自民党を支持するJAグループの政治団体、全国農業者農政運動組織連盟(農政連)は全国10府県で参院選の自主投票を決定し、そのうち5県が東北地方で、当初から同党候補の苦戦が予想されていた。
危機感を強めた自民党は東北6県対象の共通公約を初めて作り、主食用米から飼料用米への転作資金の恒久化などを盛り込んだ。さらに、人気の高い小泉進次郎党農林部会長を「1人区」に集中投入し、安倍晋三首相も青森、福島を2回ずつ訪問するなど巻き返しを図ったが、及ばなかった。
自民党は32の1人区で21勝11敗と勝ち越したものの、東北以外にも農林水産業が主要産業の新潟や長野で敗れた。首相は選挙期間中の遊説で、有効求人倍率など複数の経済指標が改善したことを挙げて「地域を豊かにするため経済政策を進めてきた」と訴えたが、選挙結果は、政権の経済政策「アベノミクス」やTPPに地方の不満が強いことをうかがわせている。
民進党の岡田克也代表は10日夜の記者会見で「東北や長野で勝利できたのはTPPも要因の一つだった。12年衆院選で『TPP絶対反対』というポスターを張りまくった自民党に投票しなかった人がかなりいたと思う」と分析した。
一方、自民党の稲田朋美政調会長は同日、TBSの番組で「日本の農業を強くする政策への理解を進めていく」と今後の課題を指摘した。【小田中大】
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<参院選>東北 自民圧勝に異議
〔注〕「み」は旧みんなの党
【解説】第3次安倍政権発足後、初の大型国政選挙となった第24回参院選は、東北6選挙区(改選数各1)で野党統一候補が自民党候補を圧倒した。全国で与党圧勝の流れが形成される中、東北の有権者は「1強」に異議を申し立てた。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興が道半ばの岩手、宮城、福島で与党が敗れたことは政権にとって打撃だ。政府が「復興加速」を説きながら、地域再生が進まない現実との乖離(かいり)に、被災者は冷ややかな視線を向けた。
6選挙区で共闘した野党は、福島で現職閣僚を破ったほか、山形や岩手で終始リード。宮城で現職同士の争いを制し、青森では新人が現職を追い落とした。
野党は経済政策「アベノミクス」を徹底批判した。東北は少子高齢化の急加速で個人消費が停滞、景気回復の循環に力強さを欠く。先行き不安を巧みに突く戦術は東北の有権者に有効だった。
環太平洋連携協定(TPP)への攻撃も一定の効果を生んだ。日本の食料基地である東北には、TPPへの反発が根強く残る。野党は保守の岩盤とされた農村部に漂う不満の受け皿にもなった。
全国に先駆けて宮城で共闘を構築するなど、野党のスクラムは強固だった。安全保障関連法の廃止を求める学生、市民団体との連動も相乗効果を生んだ。
自民は秋田で独走したが、5県は厳しい戦いを強いられた。党本部は安倍晋三首相ら幹部級を東北に続々投入する総力戦を展開。各業界の締め付けを徹底したが、加速した野党共闘の前に屈した。
公示後、与党はネガティブキャンペーンを全開させた。旧民主党政権時代の失政をあげつらい、共産党への反感をあおる発言に終始。憲法論争も避けた。政策競争を軽視した「1強政治」のおごりを見透かされた面は否めない。
与党圧勝で非改選を合わせた改憲勢力は議席の3分の2を超えた。改憲発議を数の力で押し進めるのか。国民の声を酌みながら丁寧な合意形成を図るのか。政権に対する厳しい監視が何より不可欠だ。(報道部・片桐大介)
関連ページ: 広域 政治・行政.
2016年07月11日月曜日
ひとまず参院選を振り返る (風来坊)2016-07-11 12:20:46
一夜明け、表向きのマスコミ情報だけで判断すると惨憺たる選挙結果で終わったのが感想ですかね。
改憲に前向きな無所属候補を含め、与党側が改憲発議できる3分の2以上の議席の掌握を始めとして
低い投票率、20歳以下の有権者の約4割が自民党へ投票、そして三宅洋平の落選などなど。
この国の有権者は救いようのない奴隷根性に染まった愚者が多いのかなと強い失望感に苛まれもしますが
少しだけ希望的な光も何とか残されたようです。
生活の党は政党要件を何とか維持できましたし、沖縄以外だと秋田県以外の東北の選挙区で
自民党が全滅する等、ほんの一部ですが希望的観測を感じる事も出来るようです。
2016参院選 改憲3分の2、発議可能に 自民、1人区21勝11敗
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160711-00000042-san-pol
18、19歳の投票傾向は自民党が40%でトップ 民進党は全世代より低調
http://www.sankei.com/politics/news/160711/plt1607110084-n1.html
参院選投票率54.70% わずかに上昇も4番目の低水準
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS11H0J_R10C16A7EB2000/
生活、政党要件維持に安堵【16参院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160711-00000017-jij-pol
<参院選>東北 自民圧勝に異議
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160710_71065.html
情報有難う御座います。
スピードよりも正確性を重視すべき。
即日中に全ての開票作業を終えなくてはならない公選法の規定は無いんだし
一国を左右する出来事なんだから慎重な開票作業、集計作業を行うのは当然。
他の選挙区でも見習ってほしいですわ。
<参院選宮城>選管最終4時間遅れ
選管は男性に速やかに点検するよう要請したが「早く知らせるより正確さが大切だ」と聞き入れなかった
男性は特定候補の票についても「筆跡が似ている票が複数ある。不正ではないか」と訴えたが
小松春子選管委員長が他の立会人2人の意見を聞き、「問題なし」として作業を続けた
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160711_11109.html
生活の党と山本太郎の仲間たち/ほんとう長くて間違え無く狭い投票用紙に書き切れますか?不審だ!
不正な選挙はナイナイの為の要人では?
前々からオザワわんは、一言も文句も言わずにハイハイと
撤退
実は手繰ると根っこは同じでは?