ドイツ現地レポート4: 自然エネルギーで原発よりも12倍の雇用効果あり
投稿日 - 2011-07-01 12:34 (写真:(c) Greenpeace)
こんにちは、ドイツ滞在中の気候変動・エネルギー担当の高田です。
昨日の歴史的な脱原発法可決から一夜明けたドイツ。小雨で寒かった天気もすっかり晴れて、今日は青空が広がっています。ハンブルクにあるグリーンピース・ドイツの事務所も今朝はひっそり。新しいスタートを前に、エネルギー担当チームはひと時の休息をとっています。
ヨーロッパでは、ドイツを始め、スイスやイタリアでも脱原発の方針が鮮明になっています。また、長く反原発を貫いているオーストリアでは、原発で発電された電力の輸入を禁止する制度の導入が首相レベルで検討されています。隣国のチェコやスロバキアなどでは、輸出目的の原発建設計画が持ち上がっており、オーストリアの動向はこうした計画にも大きな影響をあたえることが予想されます。
「そうは言っても、原発がなくなると地域の雇用が厳しくなるのでは?」――いいえ、ドイツでは実際はまったく逆です。
2004年、ドイツで自然エネルギー関係の雇用は16万人でした。
2010年、自然エネルギー関連の雇用は、37万人に。
わずか6年間で20万人の雇用が生まれたことになります。
(Development of renewable energy sources in Germany 2010, ドイツ環境自然保護原子炉安全省, 2011年, 41ページ,下記図参照)
一方、2010年に原発関連の雇用は3万人ほど。石炭火力発電関連の雇用も7万人ほどに限られています。
つまり現在ドイツでは、原発よりも自然エネルギー雇用が12倍多く生まれています。自然エネルギー関連雇用は、2050年には100万人に達するとの見通しも。
違いは雇用の人数だけではありません。
地方に巨大な発電所をつくるこれまでに発電方法と違い、自然エネルギーは分散型の設置が得意=地域密着型の雇用をつくります。もちろん、放射能の心配もありません。
ハンブルクから首都ベルリンまでは、特急で1時間強の距離。その車窓には、緑の田園地帯が続き、風力発電用の風車が100基以上も見えました。これらの風車は、地元農家などが土地を提供して企業が建設。発電された電気の売電によって得られた利益は農家に還元されます。
安全性と経済性を考えて脱原発を発表したドイツ。これからエネルギーだけでなく、雇用のシフトも加速しそうです。――日本も、エネルギーシフトを実現させませんか?まずは、再生可能エネルギー促進法の成立から。「ツイッターで政治を変えよう」プロジェクトに、ぜひご参加ください→こちらから。
(図:ドイツの自然エネルギー関連雇用の推移, Development of renewable energy sources in Germany 2010, ドイツ環境自然保護原子炉安全省, 2011年, 41ページ)
(写真:ハンブルク周辺の風力発電の風車(c) Greenpeace)
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/4-12/blog/35548/
全原発停止なら失業者20万人増…エネ研試算(読売新聞)
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/869.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2011 年 7 月 29 日 10:33:28: tZW9Ar4r/Y2EU
日本エネルギー経済研究所は28日、国内の原子力発電所54基すべてが2012年春に停止した場合に、12年度の実質国内総生産(GDP)を最大で3・6%(20・2兆円)押し下げるとの試算を発表した。
電力不足が国内産業の空洞化を加速させることで失業者数も19万7000人増加するという。
同研究所によると、火力発電所をフル稼働させても、12年夏には最大電力需要に対し7・8%の供給力不足が生じる。企業は節電を迫られることで生産活動が低迷し、生産拠点の海外移転も避けられない。電力需要のピークを迎える12年7~9月期は、電力不足がない場合に比べて実質GDPは5・6%(7・7兆円)減となり、失業者も4万9000人増える。 .最終更新:7月29日(金)7時21分
読売新聞 7月29日(金)7時21分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110728-00001207-yom-bus_all
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/869.html
ドイツでは原発の12倍もの雇用を生み出す、自然エネルギー。2050年には、100万人もの雇用を生み出す産業に。
日本の場合なら、20万人X12倍=240万人の雇用が出来ます。2050年には、約648万人の雇用を生み出す産業になります。
介護も雇用が必要になってきます。アジアの産業が盛んになれば成る程、日本の技術は海外から必要とされます。
日本の技術と、日本人の気質が、世界を救う役割を果たしていくと思います。
ユダ金没落後の未来は明るいです。
投稿日 - 2011-07-01 12:34 (写真:(c) Greenpeace)
こんにちは、ドイツ滞在中の気候変動・エネルギー担当の高田です。
昨日の歴史的な脱原発法可決から一夜明けたドイツ。小雨で寒かった天気もすっかり晴れて、今日は青空が広がっています。ハンブルクにあるグリーンピース・ドイツの事務所も今朝はひっそり。新しいスタートを前に、エネルギー担当チームはひと時の休息をとっています。
ヨーロッパでは、ドイツを始め、スイスやイタリアでも脱原発の方針が鮮明になっています。また、長く反原発を貫いているオーストリアでは、原発で発電された電力の輸入を禁止する制度の導入が首相レベルで検討されています。隣国のチェコやスロバキアなどでは、輸出目的の原発建設計画が持ち上がっており、オーストリアの動向はこうした計画にも大きな影響をあたえることが予想されます。
「そうは言っても、原発がなくなると地域の雇用が厳しくなるのでは?」――いいえ、ドイツでは実際はまったく逆です。
2004年、ドイツで自然エネルギー関係の雇用は16万人でした。
2010年、自然エネルギー関連の雇用は、37万人に。
わずか6年間で20万人の雇用が生まれたことになります。
(Development of renewable energy sources in Germany 2010, ドイツ環境自然保護原子炉安全省, 2011年, 41ページ,下記図参照)
一方、2010年に原発関連の雇用は3万人ほど。石炭火力発電関連の雇用も7万人ほどに限られています。
つまり現在ドイツでは、原発よりも自然エネルギー雇用が12倍多く生まれています。自然エネルギー関連雇用は、2050年には100万人に達するとの見通しも。
違いは雇用の人数だけではありません。
地方に巨大な発電所をつくるこれまでに発電方法と違い、自然エネルギーは分散型の設置が得意=地域密着型の雇用をつくります。もちろん、放射能の心配もありません。
ハンブルクから首都ベルリンまでは、特急で1時間強の距離。その車窓には、緑の田園地帯が続き、風力発電用の風車が100基以上も見えました。これらの風車は、地元農家などが土地を提供して企業が建設。発電された電気の売電によって得られた利益は農家に還元されます。
安全性と経済性を考えて脱原発を発表したドイツ。これからエネルギーだけでなく、雇用のシフトも加速しそうです。――日本も、エネルギーシフトを実現させませんか?まずは、再生可能エネルギー促進法の成立から。「ツイッターで政治を変えよう」プロジェクトに、ぜひご参加ください→こちらから。
(図:ドイツの自然エネルギー関連雇用の推移, Development of renewable energy sources in Germany 2010, ドイツ環境自然保護原子炉安全省, 2011年, 41ページ)
(写真:ハンブルク周辺の風力発電の風車(c) Greenpeace)
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/4-12/blog/35548/
全原発停止なら失業者20万人増…エネ研試算(読売新聞)
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/869.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2011 年 7 月 29 日 10:33:28: tZW9Ar4r/Y2EU
日本エネルギー経済研究所は28日、国内の原子力発電所54基すべてが2012年春に停止した場合に、12年度の実質国内総生産(GDP)を最大で3・6%(20・2兆円)押し下げるとの試算を発表した。
電力不足が国内産業の空洞化を加速させることで失業者数も19万7000人増加するという。
同研究所によると、火力発電所をフル稼働させても、12年夏には最大電力需要に対し7・8%の供給力不足が生じる。企業は節電を迫られることで生産活動が低迷し、生産拠点の海外移転も避けられない。電力需要のピークを迎える12年7~9月期は、電力不足がない場合に比べて実質GDPは5・6%(7・7兆円)減となり、失業者も4万9000人増える。 .最終更新:7月29日(金)7時21分
読売新聞 7月29日(金)7時21分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110728-00001207-yom-bus_all
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/869.html
ドイツでは原発の12倍もの雇用を生み出す、自然エネルギー。2050年には、100万人もの雇用を生み出す産業に。
日本の場合なら、20万人X12倍=240万人の雇用が出来ます。2050年には、約648万人の雇用を生み出す産業になります。
介護も雇用が必要になってきます。アジアの産業が盛んになれば成る程、日本の技術は海外から必要とされます。
日本の技術と、日本人の気質が、世界を救う役割を果たしていくと思います。
ユダ金没落後の未来は明るいです。