西門家の長女ふ久ちゃん、弟・泰介と先輩の関係に萌える?!
腐女子のふ久ちゃん?!
昨日は、「ふ久ちゃんは腐久ちゃんだった~」というtweetで、SNSは盛り上がったらしい…
NHKの朝ドラ『ごちそうさん』
視聴率好調ですが、何気に小ネタを入れる技を身につけたようで…
悠太郎さんとめ以子の長女ふ久ちゃんは、無表情・変わり者の理系美少女なんですが、
妄想癖があったとは…
ふ久ちゃんは、お父さん似で理屈屋さん
<ちょっと説明>
ふ久のすぐ下の弟・泰介は中学校の4年生。野球部のキャッチャー
5年生の諸岡先輩(ピッチャー)とバッテリーを組んでいる。
甲子園大会出場を目指し、日夜がんばっている二人を応援するため、
め以子は料理の腕を振るい、諸岡はほとんど毎日西門家で夕食を共にしていた。
食後、キャッチボールをしたり、部屋で仲むつまじくしている2人を、興味津々で見つめるふ久
ついには、勝手に2人の心の声を妄想し、関係性に萌えていたのだが…
昭和16年、甲子園大会が中止となり、落胆する2人に、ふ久が声をかける。
「諸岡くん、これからも遠慮せんと、うち来てな。2人の青春がうちの青春やから…」
普段無愛想なふ久からは、想像もできない暖かい言葉に、泰介も諸岡も素直に感動!
お姉ちゃんが妄想してるとも知らず、純粋に野球に打ち込む泰介
と、いった筋なんですが…
どうなんでしょ?リケジョも妄想する?
妄想は右脳人間の悪癖かと、英陸は思っておりましたが…
まあ、リケジョ云々は置いといたとしても、昭和16年頃の少女が腐女子に成り得たか?
女学生の間では「S」といって、後輩が先輩に憧れて、可愛がっていただく…
という関係は、高等女学校の普及とともに広がりました。
男子学生間では、旧制高校などで、美少年を可愛がる習慣等がありましたし、
武士道の流れで、年長者が年少のものを教え導く(いろいろな意味で…)といったこともあります
芸術家や役者などにも男色の傾向は明治・大正・昭和を通じて見られるのですが、
さて、それを女学生が知り得て、妄想するか?
もし、それらの慣習を知らずに、まったく独自に妄想したのだとすれば、ふ久ちゃんは天才です
ただ一つそういうことを知り得る可能性として、
父・悠太郎と長くつきあいのある建築家で、大阪帝国大学教授・竹元の存在があります。
かなりの変わり者で、自分の設計に高いプライドをもって、
常に、実務担当の悠太郎ら、大阪市の職員を困らせています。
変わり者同士通じ合うのか、ふ久ちゃんの才能を「愛している」といい、とても可愛がってくれているのですが、
以前、その竹元教授、ある男性にとても興味をもって、それらしくすり寄った過去がある…
悠太郎さんのことにしたって、仕事とはいえ、もう20年ほども組んでやってるから、
ひょっとして、ひょっとする…??!!
と、いうことで、身近にそういう人がいれば、観察眼に優れたふ久ちゃんのこと、
男性間に働く引力に「ピンッ」ときても、不思議ではないかもしれない。
そうそう、ふ久ちゃんは、小さな頃から、引力にとても興味を持っていたからね!
(物体の落下とか、煙の上昇とか。あ、月と地球の引力についても)
この2人、紅白出演の時も、ラブラブでしたものね。もう、バレバレ
さて、『ごちそうさん』は、これから戦況悪化の一途をたどる日本を描くことになります。
すでに米までが配給制となり、め以子の節約料理にも限界がきつつある。
幼なじみの源ちゃんは、戦場から戻ってきたものの、心を病んでいました。
小説家の室井は、検閲にあって、小説の出版が差し止められた。
子どもたちの青春は、さらに悲惨かもしれません。
泰介くんは今16歳。
終戦までには徴兵される可能性があります。
ふ久ちゃんも、末っ子の活男くんも、動員されることになるでしょう。
大阪は大空襲にも見舞われます
幻の1940年東京オリンピックのポスター
それらの悲劇を、さて、このドラマは別の角度で描いてくれるか?
源ちゃんが心を病んだ原因=加害者としての姿をちゃんと見せてくれるだろうか?
何より、妹・希子と夫・川久保の夫婦。
この2人は放送局に勤めている。つまり、NHK勤務
戦争中、放送・新聞等、メディアはすべて政府の御用報道に終始して、
事実を隠し、戦争遂行に協力した。
戦後、メディアはその反省の下に再出発したはず。
二度と権力に利用されず、自由な報道を守ることを誓って…
子どもたちを戦争好きにするために、戦士「桃太郎」のアニメも制作されました
本当に反省しているなら、戦争協力の当事者としてのNHKを描かなければならない。
できるかしら、今のNHKに…?
そこんところには触れないかもね。
もしくは、「自由な報道ができない」被害者として、描くかもしれない
<ついでに…>
新大河ドラマ『軍師 官兵衛』。
こちらも視聴率、好調ですな。
主役の黒田官兵衛にはなじみがなくとも、演じている岡田准一くんはかっこいいし、
なんつっても、見慣れた織田信長や、羽柴秀吉なんかが、ぞろぞろ出てくるからね。
安心して見てられるのかな?
さて、こちらの方で心配(?)されているのは、「朝鮮出兵」。
官兵衛自身は、朝鮮での戦功はあげていないようですが、
悲惨な侵略であったことは事実。
豊臣政権にあって、避けては通れない事柄だけに、これをどう描くのか?
さあ、NHKさん、どうするの?
NHKに関して、「ジャーナリズム・ブログ」に書いております… 「さよならNHK」
<ちなみに…>
あっぱれNHK!!
尾野真千子主演『足尾から来た女』
よっ、オノマチ!!
日本の公害問題の原点、足尾銅山鉱毒事件を題材とした物語。
「暗い話かな~」って思ってね、敬遠しようとしたんですが、尾野マチちゃんの主演だし、ちょっと見始めたら…
目が離せなくなってさ、前後編ともしっかり見ちゃいました
さすがオノマチ!みごとな求心力!!
内容ももちろん見事。足尾事件を、実にしっかり描いてあった!
その上で、視聴者を引きつけるドラマ性と、役者さんたちの熱演!
英陸はあんまり好きじゃなかったけど、福田英子役の鈴木保奈美、よかったよ。
理性と情熱といい加減さがミックスされた、この女性の魅力がよく表現されてたと思う。
時代感覚もきちんと伝わってきた。
社会主義者たちの危うさ、谷中村の裏切り者、官憲の横暴等々…
一筋縄ではいかない輻輳的な社会を、きちんと描いてた
年下の男にメロメロでした…
おもしろかったのがね、
石川啄木が、ホント、ダメな奴で、原敬が庶民の事なんて、知らんぷりで…
男が皆、だめだめ!!
女はがんばる、がんばる!
あ、男では唯一、田中正造先生は偉いよ
田中正造先生役は怪優・柄本明氏
オノマチが演じた主人公新田サチは、ひらがなしか読めない。
福田英子や多くの人から、勉強を勧められるのだけど、
自分を卑下することに慣れた貧しい娘は、その気にならない。
でも、コンプレックスだけはいっぱい持ってた。
そして、東京で多くのことを見聞きし、恋もした。
あるとき、ふるさとをとても愛していて、それだけは絶対に譲れないことに気づいた。
田中正造から、「お前が見てきたものは何か」と問われて、
何が正しくて、何が間違っているのか、自分で考えたいと思った。
サチは己の誇りに目覚め、歩き出す…
力強かったよ、マチちゃん!最高
でもって、英陸は、この記事のテーマに戻るのであった…
長谷部さんの青春がうっちーの青春やから~
あ~、あったかくなる、いい写真
さて、英陸が腐女子に目覚めたのは、いつでしょ~?
きゃー!ごめんなさい!今日の練習画像で、とっても可愛いのがあったから~、ついイタズラ描きしました~~