森下佳子さん、向田邦子賞受賞記念!
なんて、大げさなものではありませんが…
現在放送中『花子とアン』に絡んで、中園ミホさんと『やまとなでしこ』の話が先行しましたが、
森下佳子さんと言えば…
数々の賞に輝いたドラマ『JIN~仁~』。
台詞に感動した英陸はシナリオ・ブックまで購入しました
ほんで、その感動をブログにつづるぞ!と、一時期勢い込んだのですが…
例によって怠け心のため、書かず仕舞い…
…だったところ
うっちーのお陰で、ブログ更新連続記録、自己ベスト更新中。
今まで英陸の頭の中に積まれていた在庫、一挙放出状態が続いております。
脚本家の森下佳子さんも向田邦子賞を受賞されたし、いい機会なので『JIN』について…
えっと…英陸はそれなりに歴女のはしくれで、歴史番組もよく見ますが、
やたらタレントが出てきて騒いだり、おもしろおかしく脚色されてるものもあって、そーゆーのは、チョー腹立ちます。
最近の歴史番組ではNHK『BS歴史館』がとても好きだったんですが、なぜか終わってしまった…残念
この番組については、またそのうち書こうかな?
とりあえず、出色だったのは、番組のコーディネーター渡辺真理さん
本当に素晴らしい聞き手でした。
『BS歴史館』復活を期待してます~~
お、あまり寄り道せずに帰ってこれたぞ!今日の課題はJIN~仁~…っと…
『JIN-仁-』は、村上もとか氏による漫画が原作ですね。
漫画自体、大ベストセラーなわけですが、漫画なので、セリフは基本的に吹き出しとして書かれている。
じゃあ、簡単に脚本にできるじゃ~ん…なんて思ってはいけません。
ドラマの脚本と言うことになれば、構成そのものから立て直さなければならない。
でも南方仁という現代の医者が、江戸幕末にタイムスリップする…という設定は変えられない…
これがやっかいでしたね。
なぜ?どうやって?タイムスリップするのか????
漫画ならともかく、SFならともかく、TBS開局60周年記念 日曜劇場。
この枠でタイムスリップ…
英陸は、歴史的事象そのままを再構成してくれるだけで面白いと思うんだけど、
多くの視聴者(または読者)にとっては、現代と過去をつなぐ架け橋となる存在があると、理解は進むらしい。
南方仁も、その役割をさせられるわけですが、
なぜ?どうして?タイムスリップするかってとこが、やたら説明がややこしい。
なぜ、仁先生が幕末に行かなきゃいけなかったか?
けど現代人が歴史に関わることは許されない…大きな力…「歴史の修正力」が働く…とかなんとか…
結果的に英陸は、そんな言い訳は、このドラマにはいらなかったんじゃないかなと思う
そんな言い訳を必要としないほど、幕末に投げ込まれた南方仁は、精一杯にその時代を生き、
私たちの目の前に幕末を蘇らせたから…
江戸…
実は英陸は、2009年に放送された第一期を見ていない
今言ったように、設定が気に入らなかったから…
でも、2011年放送の「完結編」は、のめり込みました。
綾瀬はるかさん演じる咲さんが健気で…
母親役の麻生祐未さんが、本当は美しい人なのに、意地悪な婆さんでしたよね~
んで、お母さんが病気でモノを食べなくなったとき、工夫して作った脚気の特効薬「どーなつ」。
セブンイレブンで、改良系の「あんどーなつ(安藤名津)」がタイアップして売り出されて…
買っちゃったよ
ふつー、そーゆー煽りものの企画モノを毛嫌いする英陸がさ。
発売予告が出てから、心待ちにして、セブンイレブンに走ったよ
ま、あんまりおいしいもんではなかったけどね…
全編見どころ満載の『仁』でしたが、英陸が一番ジーンときたシーンが何かといえば… (ダジャレか!?)
それは最終回…
「歴史の修正力」ちゃらなんちゃらのために、仁先生に関する記憶が薄れていく中、
咲さんは記憶をとどめておきたくて、手紙をしたためます
もう、名前も顔も思い出せないのに、確かに想いだけが残っている…
その方の好きだったもの…悩み、苦しみ、そして懸命に生きる姿…
「○○先生。改めてここに書き留めさせていただきます。
橘咲は、先生をお慕い申しておりました…」
その手紙を読みながら、仁先生も涙ぐむ…笑みを浮かべながら…
「私もですよ、咲さん…私も…お慕い申しておりました…」
と、いう場面ももちろん好きなんですが、本当に一番感動したのは、実は別のシーン
元花魁の野風さんにそっくりで、仁の婚約者だった未来にそっくりな医学史を研究する女性と仁は出会う。
咲さんからの手紙もこの女性から受け取ったものでしたが、この女性が、咲さんの兄・恭太郎さんの話をしてくれる。
仁が幕末にいた時、恭太郎さんは坂本竜馬を暗殺する密命を受けて、実際に剣を交あわせることもあったのですが、
何とその恭太郎さんが、坂本竜馬が起草した「保険制度」実現のために奔走していたという…
皆が等しく適切な医療を受けられるための保険制度…
注意! これは劇中のフィクションです。
…そもそも坂本竜馬の「船中九策」に書かれた一項目だなんて…史実は「船中八策」ですからね…
竜馬さんと心ならずも敵対していた恭太郎さんが、竜馬さんの遺志を継ぐような行動をしていたとは…
それを知ったとき、仁は驚いて「恭太郎さんが!?」と叫ぶ
だって、友だちなんだもの!
でも、恭太郎さんを歴史上の一人物としかとらえていない女性にしてみると、その仁の驚きの方が驚き!
仁先生は、「あ、そうなんですか」とごまかしつつ、しみじみと一人の友人を思いやる…
英陸が、「共感性」について、「ああ、これか…」と感じ入ったのが、この場面でした。
やっぱりすっと、胸の内に入ってくるんですよね、恭太郎さんの思いや、仁先生の思いが。
理解以上の実感として、わかる…
だって、だって、恭太郎さんとは一緒にいたんだもんね。
一緒に話し、一緒にご飯を食べ、時に口論をし、協力もし、心を通わせた友だちなんだもんね
「橘恭太郎という人物が?」ではなく、「恭太郎さんが?!」と驚く仁。
歴史が人と人のつながり、人間の営みでできあがっていることを、どんな教科書よりも雄弁に物語っていた場面でした
東京…
とは言っても…物語に人間的な血を通わせたのは、やっぱ仁の恋模様
いったい誰と結ばれることになるのか…そのことが視聴者の興味を引いたのは事実
人それぞれでお気に入りはいたでしょうが、英陸は、咲さんが好きだったな。
ホント、一生懸命でさ
森下佳子さん自身は野風さんに思い入れがあったようですが、
咲と仁の初々しく、穏やかに育まれる愛も、丁寧に描かれました
決して結ばれない仁と咲…
お互い、思いが通じ合ってるのに、はっきりできないもどかしさ…せつない、せつない両想い…
『ローマの休日』もそうだったけどね。
お互い、相手を思いやればこその別れ…
せつない両想いと言えば…うっちーと長谷部さん…
でも、いまどき、結ばれないことはないさねえ~
咲さんと南方仁先生のように、生きている時代が違うわけじゃない。
アン王女と新聞記者ジョーのように、国が違うわけでも、身分が違うわけでもない。
誰が見たってお似合いの2人なんだから、ぜひぜひ想いを成就させておくんなまし~
<ちなみに…>
こんな診断メーカー、やってみました…
あの人へ贈る花と花言葉ったー
長谷部誠が内田篤人へ贈る花はハハコグサです。花言葉は「いつも想っています」
うっちーがマコちゃんへ贈る花は白妙菊です。花言葉は「あなたを支える」
マコちゃんがうっちーへ贈る花はヒヤシンスです。花言葉は「あなたとなら幸せになれる」
「長谷部さんを助けたい…」by内田篤人(やべっちFCより)
がんばれ!長谷部誠&内田篤人!!
この写真が好き
サッカー・ワールドカップ2014ブラジル大会 開幕まで あと58日
( ブログ更新 連続64日目)
あちゅと~
そうなのよ…最初っから見ればよかったのよね~
もったいないことしました…
あんどーなつは、あのボソボソ感が良かったってことなんでしょかね、時代を感じられて。
けっこう、ボソボソだった記憶があるぞね…