歴史ドリームチーム『仰天推理 本能寺の変』
<2014年1月25日午前0:10(24日深夜)放送>
<2014年1月25日午前0:10(24日深夜)放送>
さすが、NHK?!腐女子、感激!!??
日本史上、最大のミステリー「本能寺の変」
織田信長を敬愛し、信服していたはずの明智光秀が、なにゆえ謀反に及んだか…
これまで、怨恨説、陰謀説、黒幕説、野望説、使命観説等々…
星の数ほど諸説伝えられてきたけれど、
NHKさん、思い切りましたね。
まあ、怨恨説の変形版、といえばいいのだと思いますが…
「本能寺の変」の真相は…
恋愛感情のもつれからくる、ストーカー的強迫観念が引き起こした、突発的殺人事件だった!!
なんですって??!!
番組では、信長と光秀のすれ違いの原因を、
①「料理」②「恋愛」③「犯罪者プロファイリング」の3点から探り、現代的にこの事件に迫ります。
それぞれの専門家が真剣に、かつ大胆に検証・推理!
再放送あります。 NHK総合 2014年1月29日午前1:25~2:16
そちらを見たい、という方は、以下ネタバレです。ご注意ください
最終的にはこれらから総合して、真相を導きます
①料理…徳川家康供応の宴席。接待役を命じられた光秀は、古式伝統に則り、完璧な料理をふるまう。
しかし宣教師フロイス(『日本史』)によると、信長は光秀を叱責し、
口答えした光秀に怒って、2度、3度足蹴にした…
何が信長の気に障ったのかは結局わかりませんが、
これが「本能寺の変」2週間前。
光秀の心に、大きな傷を与えたことは、間違いない
②そして問題なのが!「恋愛」…
信長がカリスマであったのは事実。
森蘭丸を寵愛していたのは有名な話ですが、
若かりしころ、前田利家と愛人関係にあったのも、また事実。
信長が特別なのではなくて、古来日本社会において、男色は普通のこと。
驚くに値しません。
ましてや、信長は家臣たちにとって憧れの的!
お館様のためには、命を捨てても惜しくない野郎ばかりが集まっていたのですから…。
この「恋愛感情もつれ説」を説くのは漫画家の江川達也氏。
歴史には一家言あり、『桶狭間合戦の真実』という本も上梓してらっしゃいますしねえ。
以前もNHKでは「BS歴史館」で、信長について熱く(暑く?)語ってらっしゃいました。
んで、江川氏によると、もっとも信頼すべき史料である「信長公記」に、
信長が「家臣や庶民の前で、天女に扮し、女おどりを踊った」と、書かれている!
「信長は女装男子だった!」
江川氏直筆イラストだよ~
信長が美男子だったのは、間違いないところですが、
まあ、天女のカッコウして踊ったりしたら…もう
蘭陵王ではないけれど、美しさに皆々心奪われ、
「この人について行こう」「この人の為に死んでもいい」って、思っちゃったんでしょうねえ
この顔は怖い…
ちなみに…
今月13日「ザ・プロファイラー」で、岡田准一くんが
「美しさって正義だな」発言をしています(笑)
これ、共に戦う集団には、とても大事なこと
そういう核(コア)があると、結束力が全然違う!
織田軍は、確かに超長槍隊や、鉄砲隊を用いて、戦術にも技術にも優れていたけれど、
強烈に強かった理由はやっぱり、「この人のために死んでもいい…」というお館様への「愛」でしょう。
スポーツでも一緒よね。
「こいつとなら心中してもいい」って思える仲間がいると強い~~
当然脱線…
今のサッカー日本代表チームの堅い、固い結束力!!
新ユニフォームにまで、そのコンセプトが織り込まれてる!!
肩に入った赤い線…円陣を組んだとき、それは一つの輪となり、
11人の愛の絆が燃え上がる!!
核となる選手は??
もちろん、皆の憧れ:長谷部キャプテン?
それとも絶対的・世界的エース:本田△?
いえいえ、やっぱ好きにならずにいられない・皆のアイドル:うっちー??!!
う~ん、核が多すぎると仲間割れの原因になるぞ…
日本代表の最大の弱点かも??!!
クリックしてくなんしょ
「本能寺の変」に戻ります…
…ということで、明智光秀は、信長様に会った途端、胸キュンたちまち恋に落ちた!
その後は実直かつ有能な官僚として信長を支え、
信心深い人間でありながら、延暦寺の焼き打ちでは非情な殺戮をやってのけ、粛正にも手を貸す…
その活躍が認められてトントン拍子に出世。
しかし、これがまずかった…
「自分は信長様に愛されている!」と勘違い?!
どろ…
そこに最大の恋のライバル:徳川家康出現!!
自分は信長にとって特別な存在と思いこんでいた光秀、嫉妬爆発!!
自分は足蹴にされるのに~~~
家康を大事にする信長に対して、「可愛さ余って憎さ百倍」!!
ああ、もはや信長様を自分のものにしておくためには、自分の手で殺すしかない…
ストーカー男と成り果てた光秀は、ついに事に及んだのであった…
これ、英陸の妄想じゃないですよ。
江川氏が説を唱え、NHKが再構成した内容。
鳴かぬなら 鳴くまで待ってた 徳川家康
さて、これでは極端ではないかと想われる向きもあろうかと思いますが、ここで、③犯罪者プロファイリング。
実際の行動から、事件を起こした心理及び具体的な状況を実証的に導き出します。
光秀は、事件を起こすまでは非常に計画的かつ、信長に忠実に行動している。
しかし、本能寺の変以降は計画性が見られなくなります。
ということは、やはり事件は突発的に起こった?
もう一つの観点は、光秀が高松攻めの加勢を命じられて、本拠地を出発してから、
京都の本能寺に向かうまでの道のりと時間です。
光秀が出発したのは午後6時頃。
暗い山の中をひたすら馬に揺られていく
今でも暗くわびしいその道は、人の心をも次第に暗鬱とさせていく
そして山道を登り詰めると、老ノ坂峠というところで、文字通り分かれ道が現れる。
右に行けば中国地方、左へ行けば、信長のいる京都…
羽柴秀吉陰謀説は根強いですね
「信長様に会わねばならぬ」
何のため?誤解を解くため?自分への愛を確かめるため??
光秀は矢も立てもたまらず京都へ馬を走らせた。
そして、本能寺で信長と光秀は対面する!!
これが、今回の番組中、最も特筆すべき新説でしょう
信長と光秀は、事件の直前に会っていた。
そう推理するのは、京都に着いた時間。
遅くとも、光秀は夜12時には京都に着くことができた。
しかし事件は朝5時。
空白の5時間…
犯罪者心理からすると、被害者と会うことによって、事件が引き起こされる例があるのだそうです。
昨今しばしば問題となるDVやストーカー殺人。
被害者に直接会うことによって、加害者が(理不尽な)怒りを爆発させて最後の引き金が引かれる…
この時の2人のやりとりの詳しいことはわからない…
この時でもまだ、光秀は信長を殺そうとは思っていなかっただろうと、プロファイラーの桐生正幸氏は推理します。
恐らくは光秀が、「誤解があれば解いてほしい」「非礼があれば謝る」
「これからも忠義を尽くすから」と、信長にすがったのではなかろうか…
しかし、光秀の願いに応えなかった信長…
それまでの複雑な感情が、一気に押さえられない怒りへと変わり、
光秀は衝動的に信長を殺してしまった!!
つまり、信長は、光秀挙兵の前に、すでに殺されていた!という、衝撃の新説!!
信長の遺体は結局見つからなかった。
これにも諸説あるのだけれど、もし、先に殺されていたのだとしたら、
遺体を持ち去ったのは光秀??
江川説から妄想すれば、殺すことによって、やっと自分のものにすることができた光秀は、
遺体を持ち去り、一つになろうとするのではなかろうか??!!
その後安土城に入り、天下人を名乗るのも、自分と信長を同一化してしまったからかもしれない…
千利休陰謀説もありますね。
最後のの部分は英陸の妄想ですが、
以上①料理説②恋愛のもつれ説③プロファイリングから総合して考えると、
過去の説の中で、最も信憑性が高いかも!!??
「内田選手も、ストーカーに気を付けてくださいね」「怖いですね。他人事じゃないですよね」
さて、本日、NHKは新しい会長籾井勝人氏が就任されました。
会見では「不偏不党」「放送法の遵守」を強調したということですが、
なんでしょ?まるで今までNHKが放送法を守っていなかったかのような言い方??
マスメディアの使命って何?
当たらず障らず、人の心に訴えかけもしないものをたれ流すことじゃないでしょ。
自由な報道・鋭く真実に迫る取材が、保たれるよう、切に願ってやみません。
一NHKファンより…
けど、こんなこと言ってるようじゃ、心配だわ…
NHK新会長 従軍慰安婦どこにでも(gooニュース)
ひそかに光秀ファンのわたしですから、その説はなんとも受け入れ難し。
まあ、あれこれ憶測してるあいだがたのしいんですが。
とりあえず、②恋愛感情のもつれ説をはぶいたとしても、
プロファイリングでは、当時光秀は不安な精神状態にあったであろうと、推理しています。
ちょっと本文で割愛しちゃったけど
光秀は忠実な家臣であろうとするあまり、過剰適応になっていたというのです。
どっちにしても、信長様に見捨てられたと思った光秀が、平静さを失っていたと思われるのだから、
やっぱ、痴情のもつれが原因じゃ~ん